最近はテレビはつまらないのでネット動画を見ているという話は先日しました。特に年末年始の特番期間はEテレの教養風バラエティ番組もないのでテレビを見ようという気には全くなりません。関東地方をはじめとして全国的に電力が逼迫しているらしいので節電という意味ではいいのかもしれませんが、その代わりにテレビでネット動画なんぞ見ているのですから全く意味はありません。

先日テレビを買い替えてからYou Tubeという某有名動画サイトをよく見ています。子供や若者の間ではテレビよりもネット動画らしいので、遅ればせながらジジイもやっと流行に追いついたのでしょうか? もっともジジイにスマホ画面は小さすぎるのでテレビの画面に映しています。

先日、長崎県の五島列島に旅行から帰ってきてから旅行系の動画を選んで見ていたのですが、たまたま五島列島の中の福江島という島をバイクで巡る動画をUPされている人を見つけました。

中でも「地理ライダー」という人の動画はかなり尖っていて興味深いものがあります。福岡あたりに住んでいる(らしい)人なのですが「地理」と名乗るだけあって、九州をはじめとした各地の地形や岩を解説しながら見て歩くという動画です。タレントのタモリさんの高校の後輩(すごい間があいてますが)だそうで、本人は自分の動画サイトを(視聴料を払わなくても見られる)「ジェネリック・ブラタモリ」と呼んでいます。「ブラタモリ」はNHKの番組ですが、タレントのタモリさんは地形や地質に詳しく日本各地に出かけてはその解説をするというちょっとマニアックな番組になっています。でも年末年始の放送はありません。

現地で見られる地形や地層、岩石の話が中心になるので、「これは玄武岩(げんぶがん)ですねー」「これは堆積岩ですねー、これが砂岩、こっちは泥岩で砂岩泥岩互層です」「柱状節理(ちゅうじょうせつり)がすごいですねー」などという話とともに柱状節理とは何か、やそれができる理屈なんかも図解してくれます。おかげで今ではマグマが冷えて固まった火成岩の中でも火山岩である玄武岩や花崗岩(かこうがん)、安山岩(あんざんがん)、流紋岩(りゅうもんがん)なんて名前も覚えました。

中でも花崗岩は日本の中国地方などに広く分布していますが風雨による侵食に弱く、砕けると真砂土(まさど)という細かい砂のようになります。これはとても崩れやすく2014年に起きた西日本豪雨の際に広島や岡山で大規模な土石流となって大きな被害を出しました。つまりこのあたりでは地質的に土砂崩れが起きやすい地盤だったわけです。てなこともわかるわけでテレビのお笑いバラエティを見ているよりずっと興味深いのでした。

地学や地質なんて子供の頃に学校の教科書で習ったきりでしたが、今になって改めてそれが出来上がった背景(何百万年〜数億年も昔のことですが)がこんなに面白く、今の時代にも繋がっているのだと思うととても興味深く感じるのでした。