訳あって約2年ぶりにWindowsのパソコンを弄っています。最新のWin11のSurfaceです。思えば2年前にWindows10のパソコンがいきなり壊れて(電源は入るが立ち上がらない)、いい加減にWindowsに愛想を尽かしたのが始まりでした。「もうMacにしよう!」と決断してからというもの、iMacとMacBookの2台体制で本格的にWindowsとは縁を切ったのでした。ところが2年もWinから離れていると仕事上でも支障をきたすようになってきたために仕方なく安いWinを導入した訳です。

Macとの付き合いは以前に勤めていた会社の頃から20年近く細々と続けてはいましたが、メインのマシンをMacに切り替えるのは初めての経験です。もっとも最近ではインターネットを介したクラウドの環境も整ってきたので、最低限の機能だけをMacに移植すればあまり困ることはないだろうなと楽観的に考えていました。

しかしいざMacにしてみて困ったのが開発環境です。最近ではプログラムを書くこともあまりなくなったのですが、Windows以外の開発環境をほとんど使ったことがなかったのでテキストエディタの選択でいきなり躓きました。Windows時代にはほとんどが定番の「秀丸エディタ」で済んでいたのですがMacでは秀丸が使えません。サーバ環境によってはプログラムやデータの文字コードを変換しなければならないこともあるので、マルチコードに対応しているテキストエディタは必須です。

実際の開発環境については自宅サーバやネット上のサーバを使えばいいのですが、ローカルで書いたコードをFTPでサーバに上げるにはFTPクライアントソフトが便利です。Windowsではこれまた定番の「FFFTP」というソフトを使っていたのですが、これまたMacでは使えません。仕方なくネット上を散々探した挙句に、テキストエディタは「CotEditor」、FTPは「FileZilla」というソフトを使うことにしました。

またメールソフトでも悩みは絶えません。それまではMozillaの「Thunderbird」を使っておりMac版も用意されているのですが、昨年になってThunderbirdに大きなバージョンアップがあり、それを適用しないとMac上での動作が遅くなってしまったのです。仕方なくパッチを適用したら今までの設定がめちゃくちゃに崩れてしまい使用に耐えなくなってしまいました。ボク自身、メールアカウントは最低でも6〜7つほど使っているので、Macでもマルチアカウントで使いやすいソフトを探さなければならなくなりました。そこで見つけたのが「eM Client」という有償ソフトです。無料でもアカウント2つまでは使えるのですがそれでは使用に耐えないので苦渋の選択です。

またMS-Officeは事務作業ではどうしても必要なのでこれはOffice Macを買いました。ところがこれが当然ながらMacとの相性が悪い!まずはOfficeがなかなか立ち上がらない上に、立ち上がってからもギクシャクして動きが悪いのです。またWindows版とは微妙に機能が違っていて使いにくいことこの上ありません。まぁMicrosoftとAppleの確執があるので仕方ないと言えば仕方のないことです。

とここまでMacにスイッチして日々の生活を続けてきて思ったことがいくつかあるのでその辺を書き殴ってみたいと思います。題して「ぶっちゃけWindowsとMacってどっちがいいの?」です(笑) まずは一般的に言われているのが、

・Macは流通しているソフトの数がWindowsに比べて圧倒的に少ない

ということです。これは歴然とした事実です。その上にいざ使ってみると有償ソフトでもバグが多くてソフトの質が悪いんです。それにメーカーにバグフィックスを要求してもほとんどの場合は梨の礫。もうバグはバグとして諦めて付き合っていくしかありません。”withバグ生活”です(苦笑) さらに、

・OSを立ち上げてすぐはめちゃくちゃ動きが悪い(特に日本語翻訳)ことと起動に時間がかかる

まぁこれはWindowsも同じようなものですが。買ってすぐの頃はめちゃめちゃ起動が早かったので喜んだのですが3ヶ月の使っているうちにWindows以下になりました。そして、

・Wi-fi接続が不安定(頻繁に切断される)

のです。日によって調子のいい時はあまり切れませんが、不調になると3分に1度くらいは切断されます。こうなるともうほとんど仕事になりません。とまぁ悪口ばかり書き連ねてきましたがいいこともあるのでこれも書いておきましょう。

・MacはOSのメジャーバージョンアップが基本的に無料

ということです。Windowsでも10からは期間限定で無償バージョンアップができるようになりましたがMacでは基本的にいつでも無償です。もっとも何も考えずにバージョンアップすると必要なソフトがいきなり起動しなくなったりするので注意は必要です。また、

・Macは(当然ながら)iPhoneやiPadなどと親和性が高い

のでスマホにiPhoneを使っていると写真などもiCloudでシームレスに連携できます。もっとも(当然ながら)OneDriveとは連携しません(笑) そして1番のメリットが

・ハードウェアの故障が少ない

ことです。今まで20年近くMacを使っていますが”パソコンが壊れた”という経験はしたことがありません。壊れたのは純正の外付DVDくらいでしょうか? 古くなって性能に問題が出たとき以外は買い換えたことがありません。それに引き換えWindowsパソコンの壊れることといったら、2〜3年に1度はオシャカになってメーカー修理も不能になります。その点Macは動作が不安定になることは頻繁にあっても再起動すれば問題は概ね解決するところはいいところでしょう。

ただAppleはあまりにも誇大広告が多いのが鼻につきます。CFでは常に「あなたに素晴らしい体験を!」などと言っていますが、ほとんどはまったく素晴らしいことなどありません。スティーブ・ジョブスが亡くなってからは余計に酷くなりました(苦笑) 一言で言えば「Macは初心者向き」なのかもしれません。細かな仕組みが分からなくても「何となく弄っているうちにわかるようになる」という感じでしょうか。一方で細かいことをやろうとしてもブラックボックスを開けるようで一筋縄ではいきません。

一方でWindowsはその逆です。一番気に食わないところは、

・ハードがすぐに壊れる(2〜3年でオシャカ)
・OSのメジャーバージョンアップの際にお金がかかることがある
・(当然ながら)Apple社製品とは親和性が高いとは言えない
・ソフトをたくさんインストールすると目に見えて動作が遅くなる(アンインストールしても元には戻らない)

ということでWindowsは設定などに慣れたベテラン向きのような気がします。いずれにしても両方の良さを享受するには2台、3台持ちをするほかないのでしょうか。お金がかかるなぁ。