どんなに優れた能力を持った人でも一人ではできないこともある。しかし卓越した能力はなくても二人いれば難なくこなせる仕事もある。要はケースバイケースだ。

軽くても大きな家具を移動させようと思えば一人だけではどうにも重心が定まらずに持ち上げることができないが二人いれば簡単に移動できる。誰でもそんな経験の一つや二つはあったはずだ。

どんなに優れた能力も一人ではその力を発揮できないことだってある。素晴らしいアイデアが浮かんだとしてもそれを一人だけで実行することは難しいが、頭数を増やして作業を分担したり物理的に力を合わせることで動かせないものを動かしたりできることだってある。

しかしどんなに頭数が揃っても全体が目指すべき方向が決まっていなくて統制が取れなければただの烏合の衆である。それぞれが何をすればいいのかわかっていなければ行動に移せない。そんな時は作業を細かく分解して「あなたはコレ」「あなたはコレ」と端的な指示を与えることで解決することもある。かえって全員が余計なことを考えて勝手に動き回ることで全体が先に進まないことも多い。

何かを達成するには一人の知恵と大勢の力が必要になる。一番悪いのは全体の方針をいい加減に決めておいて「さぁやって下さい」と曖昧な指示を出すことだ。世の中にそんなプロジェクトがゴマンとあるのは残念なことだ。