新型コロナの陽性者数が爆発的に増え始めた昨年の12月初旬から政府や有識者会議、各医師会などはマスコミなどに顔を出しては「もうギリギリ」「この状態が続けば限界を超える」と言い続けている。明らかに事態は深刻になっているのにまだ”ギリギリ”らしい。

あの頃と比較してももうとっくに限界は超えているはずなのに1ヶ月経った今でも「今が分かれ道」と言い続けている。そういうことで国民に「今すぐに心を入れ替えればまだ間に合います」と訴えたいのだろう。しかし明らかに嘘をついていることがわかってしまえばそれは「オオカミ少年」でしかない。

客観的に見て、今まで政府が言ってきたことが正しいとすればもう分かれ道はとっくに行き過ぎている。もう”ルビコン川”を渡ってしまっているはずだ。

今まで自分なりに努力して我慢してきた人たちにしてみれば「これ以上どうすればいいの?」と言いたくなるだろうし、最初から楽観的で気の緩んでいる人は「自分達くらいならいいよね?」と言い訳をし、経済的に困窮している人は公然と「もう無理です、お断りします」と言う。もはや誰も言うことを聞こうとしない。

こうなってしまったらあとは強権を発動するほかなくなってしまう。強制的な都市封鎖や休業命令、外出禁止などをせざるを得なくなるが果たして現在の日本国憲法下で政府はそこまで踏み切れるだろうか。そうなった時にはおそらく戒厳令ということになりかねない。

全国の日々の陽性者数はコンスタントに7000人を超えてきている。昨年の欧米諸国で数万人の感染者が確認されていたころ日本での陽性確認者は数十人だった。それは欧米諸国の数%に過ぎなかった。しかし今年に入ってからは欧米諸国と肩を並べるほどになっている。7000人が2倍になれば1万4千人である。1日あたりの陽性確認者が数万人になれば欧米諸国にも引けを取らない。もはや他人事ではない。

こんな時に一国のリーダーはどこへ向かおうとしているのだろうか?