休日の朝は早起きをしてテレビをつけてもまったくニュースをやっていない。そして何時になってもニュースも天気予報もやらない。やっているのはバラエティ番組や旅番組の再放送やテレビショッピング、趣味の講座ばかりである。

そんなテレビを見ていると「日本は平和だなぁ」と思うがこんなことばっかりやっていてて大丈夫なのかと不安になることもある。

平日朝のテレビニュースや天気予報は働くサラリーマンのためだと思っていることはすぐにわかるが休日にだって働いている人はたくさんいる。おそらく日本人の半分以上の人は週末にも働いている。休日ダイヤの電車に乗って通勤する人もいるし自家用車で通勤している人もたくさんいる。特に物流は週末だからといって止まることはない。ただ大企業に勤めるサラリーマンだけが週末を休んでいる。

週末に休んでいるサラリーマンや学生はいそいそと遊びに出かけるが、遊びに行った先で彼ら彼女らを楽しませてくれるのは休日に働く人たちである。デパートで、ショッピングモールで、レストランで、テーマパークで、動物園や美術館で楽しめるのは週末に働く人たちがいるからである。

だからといって週末に休む人が悪いわけではない。”会社が休みだから”仕方なく週末に休まされている人だってたくさんいる。たまには平日のガラガラの人気観光地をのんびり楽しみたい人だっているに違いない。でもテレビ局の週末は「週末なんだから国民は休みなんです」と言わんばかりのシフトに一気に様変わりする。週末に働く人などいないかのように無視しようとする。

日本人の生活様式が様変わりしてもテレビ番組はまったく変わろうとしない。そして半世紀以上もそんな慣習を続けている。いまだにそんな考えから抜け出せないマスコミに日本の本当の姿が伝えられるとは思えないのである。