坂本九さんの「上を向いて歩こう」という歌があった。ボクがモノゴゴロついた時には国民的人気歌手だったからみんなが歌っていた。寂しくて涙がこぼれないように上を向いて歩こうというのはなんとも切なさがにじみ出る歌だ。もっとも上ばかり向いて前を見ないと何かにぶつかってしまうかもしれない。

最近はスマホばかり見て前を見ずに歩く人が大勢いるが、スマホを見ていなくても下を向いてうつむきながら歩いている人はたくさんいる。足元をよく見ていることは転ばないためにも大事なことだが、下ばかり向いていると気持ちも下向きになってしまうかもしれない。そんなことは本人の勝手だから好きにすればいいのだが、下を向いて前を見ないとやはり何かにぶつかってしまうかもしれない。

子供の頃には「前を見て歩きなさい!」と大人たちに口が酸っぱくなるほど言われたはずなのに、最近は当の大人がみんな下を向いて歩いているのはどういうことだろうか。背中を丸めて俯いて歩く姿はなんとも情けなくてカッコ悪いと思う。