クラウド=cloud(=雲)である。最近ではインターネット上の様々なサービスを指して「クラウド」と言われることも一般的になってきた。しかしその大元は「雲のようにつかみどころのないもの」というところから始まった。インターネットが一般的になって、コンピュータもネットに繋がっていないとほとんど役に立たなくなっている。スマホはその最たるものだ。

様々なサービスとは例えば、企業の財務経理システムだったり営業管理システムだったり人事管理システムだったりする。私たちの身近なところではメールだったり家計簿管理だったりスマホの連絡先だ。スマホを開いて「連絡帳」や「住所録」などのアプリを立ち上げれば、即座にアプリがインターネット上の連絡先データベースに接続して住所録の一覧を表示してくれる。ボクが一番使っているのは連絡帳もあるがファイル管理システムだ。

ファイル管理システムもたくさん出ている。古いところではDropbox(ドロップボックス)なんていうサービスもあるし、一般的なところではGoogle DriveやMicrosoftのOne Drive、Amazon Drive、AppleのiCloudなんていうのもある。比較的小さな容量ならほとんどのサービスは無料で使える。

ボクは写真データを含めてほとんどのデータをクラウド上に保存している。写真データだけで数T(テラ)の容量である。だからいくつかのサービスでは有料会員になっている。ローカル(自分の家の)パソコンにはほとんどデータを保存していない。ボクがデータをクラウド上に保存するのにはいくつか理由がある。一つには自分のパソコンが急に故障した時のBCP(事業継続)対策だ。

家のパソコンにデータを保存する場合にはなんらかのバックアップを取っておく必要がある。いきなりパソコンが動かなくなれば仕事が全くできなくなる。データだけでもクラウド上に保存してあれば別のパソコンやスマホを使ってデータにアクセスすることはできる。それにパソコンを新しく買い換えた時にもソフトさえインストールすればデータを移行する必要はない。

そして一番の利点は保存しているデータは正規化されて1カ所にまとめられているので、パソコンやスマホ、タブレットなどどんなデバイスを使っても完全に同期されて最新の情報が共有されている。つまり整合性が取れているわけだ。同じようなファイルがあちこちに散在してどれが最新のものだかわからなくなってしまう心配もない。世界中どこに行っても同じファイルを使って作業することができる。

以前はパスワード管理ソフトも家のパソコンの中に保存していたが、今では暗号化されパスワードでロックされたパスワードデータをクラウドに保存している。パスワードをパスワードで保護しているのは笑えるが、1つのパスワードを覚えておけば数千ものID/Passwordが管理できるのだから便利この上ない。それに自分がどこにいてもパスワードを引き出すことができる。

もう20年以上前からそんな生活をしているので、ボクにとってはインターネットもクラウドも不可欠だ。ボーッと海を眺めてのんびりしている時以外はネットと切り離された生活ができなくなっている。

しかし、そんなネット奴隷のような生活が楽しいのかと言われれば、たまにはインターネットどころか電話もテレビも何もないところに行って何も考えないで過ごす時間もいいなぁなどと思っている。