ツーブロックという髪型をご存知だろうか?頭髪の裾から刈り上げて髪の長い部分と段差をつけるスタイルで20世紀でもYMOなどがやっていたが2010年頃から再流行しているらしい。最近は中高生の間でも流行っているらしく「ツーブロック禁止」などという校則を設けている学校まであるのだという。

ツーブロックのどこが悪いのか知らないが、そういえばボクらの頃にもリーゼント禁止やモヒカン禁止という校則があったから、学校もあの頃から大して進歩していないのだろう。サザエさんに出てくるワカメちゃんだって言ってみればツーブロックである。

ちなみにボクも最近、ツーブロックにした。ツーブロック+ソフトモヒカンだ。どちらかといえば「出川カット」だ。お笑い芸人の出川哲朗さんはボクと同じ歳である。しかも誕生日だって1週間しか違わない。有名人があのような、昭和の感覚からすればある意味振り切った髪型をするようになったことで、ボクがこの髪型でどこに出ていっても非難されたり揶揄されることはない。

昭和世代にしてみれば尖った髪型であるのは否めないが、中学生の頃は勇気がなくて振り切れなかった不良志望の子供が、遅ればせながら高校生になって髪を染めたりして「高校生デビュー」を果たしたような気分だ。もっともボクの場合は50代も半ばを過ぎた初老デビューである。でも出川サンが有名になり過ぎたせいか誰もデビューだとは言ってくれない。自分ではちょっと頑張ったつもりなのに誰にも相手にされないのは寂しいものである。

ボクがツーブロックにしたのにはもう一つ訳がある。バリカンを使って自分で髪の毛をカットするときにテクニックが必要なのは、バリカンの限界まで刈り上げた状態からなだらかに少しずつ長い状態に刈り上げて行くところだ。2枚の鏡を使いながら微妙な角度でバリカンを操るのは至難の技である。トラ刈りくらいならまだしも下手をすると思いもよらぬ方向にバリカンが突進しかねない。

しかし”なだらかに”の部分に直線的にハッキリとラインが引けていれば微妙な力加減も必要なくなって失敗もなくなるはずだ。ツーブロックはそんなところでも効果を生み出すことができる、と考えた訳だ。

最初に段差をつけるところまでは1,500円を払って専門家にやってもらった。これから徐々に伸びていくであろう髪の毛を適当な感覚で借り揃えることができればボクの床屋代は半額近くに抑えられる上に、ボサボサに伸びただらしない髪型を放置することもない。さぁこれから1ヶ月が運命の分かれ道だ。