言葉の勘違いや誤解、誤用は時として笑いのネタになる。特に日本語は発音が曖昧だったり同音異義語も多いので日常的に勘違いは起きやすい。

だからお笑い芸人はわざと勘違いしたフリをして笑わせようとする。笑わせるということは、相手が「自分の方が優れている」と思っていい気持ちになることだ。だから相手より劣った人間を演じることで笑いが取れる。でも実際の会話の中ではそれを勘違いして自分の自慢話を始める人もいるから困ってしまう。

本気の誤用や勘違いはよくあることだ。もし本人がボケを意図しないでやっているなら、訂正されたりバカにされたりすることはあっても面白い人間として笑いが取れることはあまりない。普段の交友関係では”テンネン”(天然ボケ)としてそういうキャラクターは多いが、芸人となればそれだけでいつまでも笑ってもらえるわけではない。

勘違いや誤解を指摘すると「そっちかぁ」と言い訳をする若い人もいる。何か別なことと勘違いしたように思わせるが、実は何もわかっていない時にも多用するので、ただの常識がない人だとすぐにバレてしまう。そんなことが続くと”頭の悪い意識の低い”人間として軽蔑されてしまうことさえあるが、そんな人に限ってそのことにさえ気づいていないことが多い。

誰かの笑いを取りたければ、何を何と勘違いまたは誤解したのかの間に一つのテーマやストーリーに沿った関連が欠かせない。例えばそれは国会議員の汚職疑惑だったり芸能人の不倫問題だったりということになる。そしてその言葉を誤解することで新しい視点でテーマを見直すことができた上に、それが新しい問題をほじくり返して面白おかしく物語ることができたときだけ笑ってもらえる。

なんてことをいつも考えてしまうのだけど、考えて話したことは大抵ツマラナイ。