先日、アメリカ軍の戦闘機から撮影したというUFOの映像が米国防省から発表された。そのニュースを見た日本の某河野防衛大臣は記者会見の冒頭で「私はUFOをあまり信じていないんですが…」と発言していた。UFOとはUndentified Flying Objectの略である。直訳すれば「未確認の飛行物体」だ。未確認飛行物体とはあくまで正体がわからない飛行体のことをいうのであって、米軍やロシア軍、パキスタン軍、日本の自衛隊の戦闘機や無人偵察機もその正体や所属が相手にとって”未確認”のうちはUFOである。この大臣の頭の中では「UFO=宇宙人の乗った空飛ぶ円盤」という図式が出来上がっているのだろう。こんな人でも防衛大臣が務まるのだから日本という国はつくづく平和なんだなと思う。ちなみにこの人はボクの住んでいる選挙区から選出された国会議員だ。

空飛ぶ円盤を見た、宇宙人と会った、宇宙人に円盤まで連れて行かれたといった話は昔からいくらでもある。写真を撮ったとか話をしたなんて話も枚挙にいとまがない。残念ながらボクは今までそんな経験はないが宇宙にこれだけの星があるのだから、他の星に高騰に進化した生き物がいても不思議ではない。だからといって何人かの人が見たという空飛ぶ円盤を信じるか、宇宙人と話したという事実を信じるかと言われればそれはNoだ。

そもそも宇宙人と話したという人はいったいどんな言葉で話したのだろう。世界中だけでも何百もの言葉があってお互いに通じ合えない言葉は多い。それが他の星に住む異星人とどうやって話すというのだろう。お互いに日本語を話しているはずの日本人同士でさえ「異星人」と呼ばれる最近の若者と意思の疎通を図るのは難しくなっている。いわんや宇宙人をやである。

それにしてもアメリカ空軍が撮影したというUFOの正体はなんだったのだろう。公開された画像はあまりにも不鮮明で、過去に女性週刊誌などで取り沙汰されたいわゆる”UFO写真”とあまり代わり映えがしない。またアメリカの政府機関は時として突拍子もないことを突然言い始めて世間を混乱させる悪い癖があるからますます信用できない。

今のアメリカ大統領が就任以来公の場で言い放ってきたことにはおそらく半分以上はなんの根拠もない。市井の不動産屋の社長の分際で、親の七光りで多少の小金を稼いだからといってそう簡単に人から信用されることはないのだということを現実の世界は証明している。秋の選挙でこんな男を再び大統領に選ぶのなら、アメリカの将来はもう先細っていくだけだろう。もっとも他国のことだから日本人のボクが口を挟むようなことではない。アメリカ人の自由にすればいい。自由の国として建国したのだから。

そういう意味では河野太郎の方がトランプよりはまだ害は少ないということなのか。なんだか世界中の政治が寂しい話に満ち溢れている。