先日政府から「緊急事態宣言」が出された。賽を投げるのがあまりにも遅く、遅きに失した感は否めないが無能な総理大臣が決めたことだ。とやかく言うまい。テレビのニュースを見ていると盛んに「先週と比べて街は閑散として人通りも少なく…」という報道がされている。飲食店や物販などをはじめとして商売を営む多くの人にとっては死活問題だ。売上げがなくなれば生きていくことすら難しい。

商売をしている人だけでなく音楽や演劇に携わってきた人たちへの影響も深刻だ。商店や飲食店が潰れてしまったらこのウイルス騒ぎが収束したとしても急速に復活して再開することは難しいだろう。一度なくなってしまったものをもう一度作り直して軌道に乗せるためには果てしない努力と忍耐、莫大なお金がかかる。何としても潰さないように頑張ってほしいと思う。

今、日本人は頭を低くして嵐が通り過ぎるのを待つしかない。この嵐が早く通り過ぎてくれるのを祈るしかない。長引けば長引くほど経済的な体力が落ちて朽ちてしまう。一刻も早く通り過ぎてくれることが私たちの社会を少しでも守ることにつながる。嵐の真っ只中で頭をもたげてしまえば自分の首が飛ぶだけでなく嵐のスピードさえも遅くしてしまうことになりかねない。他ならぬ自殺行為だ。

しかし台風には全く無力な人間だが伝染病の拡散については多少の影響を与えられる可能性もある。全員が頭を低くして台風のスピードを速めて台風一過の青空が一刻も早く訪れるのを待つことである。嵐が収まらなければ何も始めることはできない。

日本の政府は103兆円の経済対策などと言っているが、もはや限界にきている中小・零細企業を守りきる覚悟が全くない。今緊急に必要なのは多少の無駄が出てもお金をばらまくことが社会を守る唯一の道である。今日明日の決済に困っている人がこんなにも増えているというのに「ただばらまくというのは如何なものか?」などと言っている大金持ちでアホな財務大臣には全くわかっていない。すぐにでも罷免して「このバカよりは良さそう」な人に首をすげ替えるべきである。

何の権力も持たない今の日本人にできることはただ耐えることだけだ。その点で「外出を自粛しましょう」「営業を自粛しましょう」という呼びかけに呼応して黙って極力家から出ない生活をしている多くの国民がいる。これは「命令」ではない、「お願い」だ。ごく一部には頭の悪い輩もいないわけではないがそれでも多くの人が「お願い」に答えている。街中の人出は大幅に減っているという。

それなのにマスコミは「街は閑散としています」と悲劇的に報じたり「お客さんが来なくて潰れそうです」などと言っている非常識な商店主のインタビューばかりを流すのはどうしたものだろう。嵐を一刻でも早くやり過ごすために身を切って耐え忍んでいる人がいるからこそこんなにも人出は減っているのだ。これはまさに全体のためには自分の身をも投げ打つ「大和魂」の賜物ではないのか。

そんな国民に政府はどうやって報いるつもりなのだろう。そんな報道ばかりしているマスコミに対して今こそ総務省は放送内容を改めるように介入するときではないのか。選挙の前には自分に有利になるように報道をねじ曲げようとする安倍政権が今やるべきことは何なのかをもう一度考えるべきだ。もっとも今から何をしたところで新型コロナウイルスと同時に現政権が駆逐されることは既定路線なのだが。