「しっぺ返しを食らう」とは今でも普通に使う言葉だが、今の子どもはシッペなどまだやっているのだろうか?小学生の頃なら何かの罰ゲームとしてシッペをされることはよくあった。中には手首がミミズ腫れになるほど強烈なシッペをする奴もいてそいつにシッペをされると骨の髄まで痛かった覚えがある。しかしそういうシッペは稀で、基本的にはみんなの前でシッペをされて”恥をかかされる”ことがシッペという制裁の1番の目的だったように思う。

もちろん相手が女の子なら思い切りシッペをして泣かれてしまうと逆にこちらの立場が危うくなるし、クラスの可愛い女の子の手に触れるだけで有頂天になってしまってシッペなどどうでもよくなってしまう。しかしあまりにも優しいシッペなどしてあらぬ噂でも立とうものならお互いが意識しあって女の子との距離が離れてしまうという実害もあるからなかなか難しいのである。

もともとシッペは「竹箆」で禅の修行をしている時に邪念があると肩を叩かれる竹の細い棒のような道具のことだという。テレビなどで見ていると確かにシッペっぽい音をさせて叩かれている。残念ながらボクは禅の修行をしたことはないが、寝る時に布団の中に入ってからもくだらないことをいつまでも考えてしまうボクなど猛烈なシッぺの応酬に遭うのではないかと恐ろしくなる。

学校を出て仕事に就いたあとで上司や同僚からシッペを受けることは少ないだろうが、今ではそんなことをしたらパワハラと言われて絞り上げられるのだろうか。嫌な世の中になったものである。