現金おことわり

スウェーデンではもう現金がほとんどなくなったといいます。デンマークでも現金をなくす方向で社会が進んでいるようです。北欧の国はEUに加盟していても通貨としてのユーロを採用していないのでそれぞれの国の裁量で「このお店では現金は使えません」というような宣言をすることも可能なのだといいます。もちろん日本もEUには加盟していないし通貨もユーロではありません(笑) そしてスェーデンでは7才以上の子供にはデビットカードが支給され、人口の97%がデビットカードを持っているといいます。

日本ではまだ現金文化が根強く残っていますが、電子マネーなどの普及で財布を家に忘れて出掛けてもあまり困らなくなりました。以前、東京に通勤していた頃にも、電車はsuica、コンビニや自販機はEdy、社食は社員証のICチップで決済できたので、家に帰るまで財布を忘れたことに気づかない日もありました。大都市圏での電車やバスなどの公共交通機関、タクシー、コンビニ、駅の売店、ファストフード、スーパー、レストランなどなど、今では数多くの場所でクレジットカードや電子マネーが使えるようになりました。ところが一度郊外に出ると、ほとんどの個人商店ではクレジットカードも電子マネーも使えなくなります。現金を持っていないとニッチもサッチもいかなくなるんですね。だから今、僕は外出時には絶対に財布を忘れません。
北欧の国で現金をなくそうとしているのは国策なんです。現金をなくすことで
・現金を持ち歩かなくて良いのでひったくりや強盗が減る
・お店の店員がお釣りを用意しておく必要がなくなる
・中央銀行で紙幣の発行予算がいらなくなる
・マネーロンダリングができなくなる
・裏金がなくなる(銀行の決済記録に残ってしまうから)
などなど、様々な効果が出ているようです。銀行強盗は以前の1/400に減ったそうです。そりゃ銀行に押し入っても現金がなければ盗るものもありません。「このカードにチャージしてください」というわけにもいきませんしね。そんな国ではクレジットカードやデビットカード、電子マネーが使えないところを探すほうが難しいくらいだといいます。バスやトラムでは現金での支払いはできなくなったそうです。使えないのはごく一部の露天や有料公衆トイレくらいだそうです(緊急時にトイレで使えないのは深刻かも:笑)
現金を使っているのは観光客くらいだそうです。

近いうちに日本もそんな社会になるのかな。