地震や台風、大規模な事故などが起きるとニュースなどでは大混雑する駅の様子が映し出される。駅や大行列の中でインタビューされている人たちは異口同音に「何とかして早く会社に行かないと」と言っているが、そんな時に無理に会社に行ってどれくらいの仕事ができるというのだろう。取引先の他の会社だって工場だって営業だって物流だって大混乱をしていてまともに機能しているとは思えない。そんな時にできることといったら自分のデスク周りのお掃除くらいのものだ。不要とは言わないが不急の仕事である。

一見「会社のために」行動しているように見せて自分の評価のために行動している人は多い。他の誰もが出社できないときに自分だけが出社すれば会社への忠誠をアピールすることができる。だから何としても会社にたどり着いて「ここまで来たぞ」という足跡を残したいわけだ。こんなことをしていて生産性が上がるわけがない。だから日本企業の生産性は先進国の中で最低レベルにしかならない。効率も経費削減も安全も信用のことも考えていない。

たどり着けそうもない時に会社に連絡すると「おい、みんな来てるぞ。来てないのはお前だけだよ」などという上司はすぐに見限っていい。そんな奴はゴマスリするばかりで仕事なんかできるわけがない。付き合っていても腹立たしいつまらない思いをするだけだ。そんな人間に無理して従う必要などない。勤め先の会社までそんなことを言うのならさっさとおさらばだ。これ以上自分の人生を浪費する必要はない。

「自分はこんなに苦労してます」というアッピールだけが生き甲斐なのだ。そんな輩は自分だけが大切なのですぐに部下も同僚も裏切る。上司へのゴマスリだけがうまい最低の人間である。あなたの周りにそんな人間がいないのならそれだけでも幸運だろう。

「社畜」という言葉がある。会社にこき使われる”家畜”というような意味だろう。でも自分のことを「社畜」と蔑んでいるように見せながら裏では会社に忠誠を誓っている忠実な奴隷をアピールすることで上司や会社の評価を高めようとしている。しかしそれは”仕事ができる”こととは全く関係がない。そんな人間と付き合っていては自分をダメにしてしまう。朱に交われば赤くなるのだ。厄介な病に感染してしまう前に自分の進むべき道に舵を切ることがあなたの成功への選択であろう。