それ、本当?

何かセンセーショナルな事件が起こると、マスコミは次から次へと似たような事件を探してきては「また〇〇が起こりました」といって得意気に報道します。それを見ているだけの人はあたかも急にそんな事件が急激に増加して起こり始めたのだと思いこんでしまいます。お年寄りの自動車事故、スマホ運転の自転車死亡事故、若者の猟奇殺人、いじめ自殺、海水浴場のサメ出没事件(笑)などなど。一度ニュースになって視聴率が取れるとわかった途端に”これでもかっ!”というほどしつこく似たような事件を探してきます。ちょっと前に流行った「あおり運転」。東名高速道路での死亡事故の犯人逮捕がニュースになって、それからしばらくは連日のように全国で”あおり運転”の事件を探し出していましたが、車を運転する人ならご存知のように、そんなのは日常茶飯事です。たまたま大きな事故にならないから騒がれないだけで、1日車を運転していれば5回や10回はそんな場面に出くわします。
「海水浴場に人食いサメ出没!」なんていうセンセーショナルなキャッチで恐怖のイメージを煽りますが(ここでもアオリ:笑)漁師やスキューバダイビングをしている人なら御存知の通り、相模湾だって数100メートル沖に出ればサメだって泳いでいますよ。このあたりでは波打ち際まで来ることは殆どありませんが、ヘリコプターでちょっと探せば見つかります。探すから見つかっちゃうんですね。それなのに「人食いサメが急増!」なんていう”統計データ”まで出てきます。去年までは探していなかったから見つからなかっただけなのに今年から急に増えたような言い方をするわけです。それもこれも視聴率が取れて週刊誌が売れるから。
以前にちょっと調べた事があるんですが、殺人事件の発生件数だって60年前のほうが多かったのですよ。だからといって大幅に減っているわけでもない。つまりは横ばいなんです。
そんな”煽り文句”に踊らされないようにしたいものですね。