スケべは助平だ。元々は好兵衛(すきべえ)つまり「好き者」が訛ってスケベェになったという説もある。何れにしても好色である。子供の頃は学校で女の子に「スケベぇ〜」と言われると侮辱されたように感じたものだが、いい歳になると褒め言葉のように聞こえるから不思議だ。今では「いやらしい」「変態」などと一緒で「助平!」などと言われると笑顔で「ありがとう!」などと応えてしまう。まだまだ元気で衰えてないぜという虚勢に違いない。そのせいかバカバカしくなるらしく異性からもそう言われることがなくなってしまった。

他人を罵倒するならその相手がそれなりにダメージを受けてくれないとやり甲斐がないというものだろう。何を言っても暖簾に腕押しではやってられない。与党の国会答弁などでも質問に全く答えようとしないし知らんぷりをする閣僚もいっぱいいる。それに対してムキになって怒っている野党の議員も何とも大人気ないし子供の喧嘩と一緒だ。最後は「お前の母ちゃんデベソ!」である。

相手をやり込めようと思えば相手が嫌いなことをすればいい。それで怒らせたり怖がらせたりできれば取り敢えずは成果ありだ。だからこちらの思惑通りに相手を手繰ろうと思うなら「私の苦手なものは〇〇です」とそれとなく知らせてみるといい。古典落語にも出てくる「まんじゅう怖い」である。

もっともそんな手に引っかかるのは今では政治家くらいなものである。