メモ帳といったら何を思い出すだろうか。パソコンやスマホにもメモ帳の機能を持ったソフトやアプリはあるし最初から標準で付いていることも多い。そのほとんどがテキスト(文字)データを保存するだけの簡単な機能なのだが、ボクは30年ほど前から「秀丸(ひでまる)」という有料テキストエディタを使っている。

単なるメモ帳として備忘録を残すだけなら何でもいいのだが、コンピュータのプログラムを書いたりWebページを作ろうとすると「文字コード」の違いなどで最初から付属しているメモ帳ソフトが使い物にならない時もある。一口にメモ帳といってもテキストエディタ(文字編集ソフト)にはShift-JISやEUC-JP、ユニコードや外国語の種類によっても様々な文字コードがあって、設定を間違えると文字化けして全く中身が読めなくなってしまう。

プログラムやホームページの文字コードだけならテキストエディタで一括変換することもできるが、データベースに保存されたデータの文字コードを変換するには、そのためだけにプログラムを作って変換作業を行い、最後はそれを目で見て間違いがないことを確認しなければならなかったりした。あぁ嫌な思い出が蘇る。

いや今回はデジタルのメモ帳の話ではない。紙のメモ帳の話だ。
ボクは数年前からポケットサイズのメモ帳を使うようになった。アイデアやふと思いついたことをすぐにメモできるようにだ。もちろんスマホやパソコンのメモソフトでも良さそうなものだが、紙のメモ帳はとにかく簡単でスピーディーである。ペンがあればすぐに書き付けられる。寝床の中にいてもサッと書いておける。

そのメモ帳もそろそろ10冊ほどになった。メモに残した内容はその日のうちか遅くとも翌日にはパソコンに入力してしまうので、後になってそれを見返すことはない。しかし思いついたアイデアも言葉も、重要かどうかに関わらずすぐに忘れてしまう。重要なことはまたそのうちに思い出すに違いないのだが、それがいつになるかは神のみぞ知るだ。

メモに残すのはほんの一言二言のことが多い。その一瞬に思いついた内容を後で思い出せるきっかけになればいい。だから何年経ってもそのメモを見ればその時のことが昨日のように思い出される。もっとも既にドキュメントにしてアウトプットしてしまっているのでただの思い出にしかならない。