合ってますか?

このところ月イチで仕事関係のセミナーに通っています。セミナーには30代くらいから60代くらいまでの人たちが集まります。ここでは、それぞれが持ち寄った課題とそれに対する提案が示されて、それに対するレビューを行うという流れです。
そこでいつも不思議に思うのは自分の提案を発表した後に「これで合っていますか?」と訊く人が少なからずいるということです。たぶんその人はこれまで日本の教育の中でずーっと試験勉強ばかりをしてきて、すべての問題には○×がつけられるものだと思っているのでしょう。
この世の中は正解と不正解だけで出来ているわけではありません。そもそも正解などどこにもないのです。

自分では何も提案できずに「どうしたらいいですか?」という答えだけを求めてくる人もたくさんいます。
食べ物に困っている人に魚をめぐんであげることは簡単です。しかしもらった魚は食べてしまえばなくなります。
その人に必要なのは魚そのものではなく魚を釣る道具と知恵ではないのでしょうか? 道具と知恵があれば、その人はこの先ずっと、自分の力で行きていけるのですから。その知恵を学びに来ているのに、魚だけを欲しがるというのは、一体どういうことなのでしょう?