何かを続けようと思った時にはそのことを周囲に公に宣言して、もし途中で挫けたりしたら自分の自尊心が傷つくようにようにすることが効果的だということを以前に書いた。しかし人は自分が大抵失敗することを恐れて「ダメかもしれない」ことを最初に宣言したくはないものである。

継続するということは自分にノルマを課すことに他ならない。だから他人から指示されたり命令されたことは往往にして続かない。仮に他人から命令されても自分が納得しない限りは行動に繋がらない。だからお正月に子供に「今年はちゃんと日記をつけなさい」と言ったり夏休み前に「最初に計画を立てて勉強をしなさい」と言ったりしてもほとんどの場合は三日坊主になる。自分が納得していなければやろうとは思わないのは大人も子供も同じだ。

何よりも自分が納得することが大切だ。サラリーマンをしていても毎期毎月上司から「今期の目標」などが発表される。そのほとんどは機械的に前期や前年の1割増しなどとして御触れが出るのだが、上層部は何も考えずに「これくらい売れなくてどうする!」などという精神論で言っているにすぎない。

「どうやったらそんなに売れるんですか?」などと言おうものなら「それを考えるのがお前の仕事だろ!」などと丸投げされるのがオチだ。そこで具体的な方向性を示して「こうすれば目標が達成できるかもしれない」「達成できたらボーナスがたくさん貰えるかもしれない」という道筋がおぼろげにも見えて「頑張れば自分も納得できるかも」と思えば目標に向かって努力を続ける原動力にもなりうる。

他の会社がやってるからなどというバカみたいな考えを押し付けられれば部下は上司を見限る。ボーっと生きているそんな人間の言うことなどアテにならないからだ。