毛沢東はモータクトーなのに
なぜキンダイチューはキムデジュンになったのか?

いつも不思議に思っていた。子供の頃、日本に来た時に誘拐されちゃったのは金大中(キンダイチュー)氏だった。当時はテレビのニュースでもキンダイチューと連呼していた。そしてしばらく名前を聞かないなーと思っていたら、いつの間にか金大中はキムデジュンになっていた。最初は名前が変わったのかと思ったが、そういう訳でもないらしい。
しかし同じく漢字を使っている中国人は毛沢東はモータクトーのままだし習近平はシューキンペーである。最近の新聞では習近平をシーチンピンと表記するところも出てきたが、いきなりそう言われても誰のことだかわからない。最近、色々と話題に欠かない北朝鮮の独裁者一家は金日成、金正日、金正恩と三世代にわたっているが、昔は誰もがキンニッセーと呼んでいたのに最近はキムイルソンである。でもその息子の金正日をキンセージツと呼んでいるのは聞いたことがないし金正恩をキンセーオンなどは一度も耳にしたことがない。
どうしてなんでしょうね? と思ってネットを検索したら、中国とは日中国交正常化の時に田中角栄と周恩来(シューオンライ)が取り決めたんだそうである。一方、朝鮮とは全斗煥(ゼントカン)が日本に来た時に日本政府と”お互いに現地読み”することに決めたのだとか。

「どっちがいいか」と言われれば、いいも悪いもないのだろうけれど、名前(固有名詞)なんだから本来の現地の発音に近づけるのがスジのような気がする(意見には個人差があります)。

だってフィギアスケートの国際大会なんかで中国選手が出てきた時に「シュー・オンライー!」なんて呼ばれても自分のことだとは思わないと思うんですよね。だって名前だもの。