書斎(事務所?)のシーリングライトが切れた。ここに引っ越してくる数年前から使っていたのでもう10数年にもなる蛍光灯だ。マンションに最初から備わっていたキッチンやバスルームのパナボール(電球型蛍光灯)は数年前からあちこちで切れ始めていたので書斎の蛍光灯は比較的長寿だったといえる。パナボールが切れた時もそうだったが家の電灯は順次LED照明に切り替えてきた。LEDの売り文句は「長寿で省エネ」である。確かにカタログの数値ではワット数(消費電力)は1/5ほどになっている。そして寿命も蛍光灯の5倍以上らしい。しかし数年前に蛍光灯から替えたキッチンのLED電球は2年で切れた。恐らく蛍光灯の1/4である。

LED照明の寿命は蛍光灯の5~6倍などと言われることも多いが我が家のLED電球は3つとも2~3年で切れた。それ以前に使っていた蛍光灯タイプは7年も切れなかったのにだ。その寿命の話は今流行りのFakeなのか。そもそもLED電球が一般に普及し始めたのはそんなに昔のことではない。このマンションに引っ越してきた10年くらい前のことではないだろうか。ということはほとんどのLED電球はまだ10年も使い続けられてはいない。つまりメーカーの言う”寿命”は理論値か何かであって実際にテストされたものではない可能性が大きい。新製品の開発初期にありがちな罠だ。

あまりにもいい加減だと他のことまで疑ってかかりたくなる。省エネ性能さえも信じられなくなっている。少なくとも我が家では照明を蛍光灯からLEDに買えたことで目立った電気代の低減は見られていない。もちろんテレビやパソコン、エアコン、炊飯器などの電気を食う家電製品は今までと変わらないのだから当然といえば当然だが、そんな目に見えないような数字をもってきて「凄い節電です」とアピールされてももはや何も感じなくなってしまった。「ふ~ん、それで?」ってなもんだ。

マーケティングでもカタログ数値だけをことさら強調して「お得です!」とアピールしている商品をあちこちで目にするが、実際のところ生活の中でどれくらいの影響があるのかはわからない。新製品を検討するときにはそのあたりまで考えて、カタログや売り文句に踊らされないようにしなければならないのは今も昔も同じである。