LANケーブル

最近ではスマホやタブレットの普及でインターネットに繋ぐにもパソコンを持たない人が多くなった。いやほとんどの人が個人ではパソコンを持たなくなったのではないだろうか。

思い出して欲しい。ちょっと前まではパソコンをインターネットに繋ぐには有線のLANケーブルを使っていた。もっとも若い人の中にはそんな経験すらしたことのない人もいるだろう。
20年ほど前にはテレビCMで元SMAPの草彅くんが「♪ISDN、ISDN、ここまで来ていますよ♪」と家庭の電話線コンセントを指して言っていたものだ。

会社の会議でも会議室に入るとまず会議室のLANポート(コンセント)を探してノートパソコンに繋ぐのが最初の作業だった。
世にスマホが出てから10年余り、世の中にはモバイルネットワークのLTE回線が張り巡らされWifi全盛の時代になった。カフェでの打ち合わせも会議室でもすぐにインターネットに繋げられることは最低条件である。

先日の西日本豪雨の被災地で、停電している地区では暑くてもエアコンが使えなかった。エアコンのリモコンを弄っても反応しないことに苛立ったあるお父さんは「チクショー使えねぇのか、おい扇風機持ってこい」と言ったとか言わないとか。
インターネットも電気や水道と同じように”使えて当たり前”のインフラでありライフラインの一つになった。

Wifi(無線LAN)が普及して今のノートパソコンにはケーブルを差し込むLANコネクタがなくなった。まだ大型のノートパソコンには残っているがマイノリティといってもいい。スマホ世代はそもそもケーブルでインターネットに繋ぐことなど考えない。スマホやゲーム機はWifiでしか繋がらない。

先日訪れた観光地のペンションでは遊びに来ていた同宿の子供が食堂横のトイレの前に座り込んで携帯ゲームをしていた。不思議に思って「どうしてここでやってるの?」と訊くと自分のいる部屋の中ではWifiが繋がりにくくてネットゲームができないからだと話していた。

我が家ではデスクトップのパソコンも含めて全てが無線LANである。光回線の口は電話線のコネクタであり、そこからLANケーブルを引こうとすれば部屋の中を電線が這い回ることになる。もう家の中をLANケーブルが這い回るあの光景など想像したくもない。

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