ナポレオン

皆さんの1日の平均睡眠時間はどれくらいですか?
一説によれば8時間は睡眠時間を確保したほうが良いなんて話もありますがなかなか難しいのが現状ですよね。もっとも長過ぎるのも良くないとのことでやはり8時間というのが一つの目安になるそうです。
かつてのフランスの英雄ナポレオン・ボナパルトは毎日3時間しか寝なかったと言われています。でも実際にはちょっとしたスキマ時間にはすぐに眠っていたのだという話もあります。短い睡眠時間でもたくさん寄せ集めることで全体としての睡眠時間を確保していたのかも知れません。もっとも最近の睡眠の研究ではある一定時間以上のまとまった睡眠を取らないと身体や精神に異常をきたしやすいなんていう説もあるようですが…。

毎日の生活の中で昼寝の時間を取れる日本人労働者は少ないでしょう。お昼休みにしてもランチを食べてその残り時間となれば早食いの人でも数10分がせいぜいです。まとめて1時間も確保することはなかなか困難です。
昼寝の時間はまだしも業務時間にしてもまとまった時間を確保するには各部署とのいろいろな調整や他の作業のやりくりに苦労するはずです。
特に細切れの会議や接客時間があると細かい無駄な時間ばかりが増えてまとまった時間を確保することは大変です。

でも考えてみれば大きくまとまった時間は取れない代わりに細切れの時間はあちこちに分散して存在します。会議と会議の間の時間、接客と接客の間の時間など。この時間にはまとまった作業はできないけれどちょっとした用は済ませられますよね。普段はトイレに行ったり缶コーヒーを買って飲んだりすることも多いと思います。でもそんなに休憩するほど頭も身体も疲れていないなら予め用意しておいた細切れ作業に充ててみるのはどうでしょうか。
1回のルーティーンが30分も1時間もかかる作業は無理ですが5~10分で終わることならこの時間を使って済ませてしまうわけです。いつもなら1日の業務が終わってからまとめてやっていた雑務を業務のスキマ時間に練り込んで済ませてしまうわけです。
もちろん業務が終わらないとできない作業は残ってしまいますがそれ以外の雑務を予め済ませておくことで1日の業務終了後の作業が減ります。そのことが早めの退社を可能にしてプライベートにまとまった時間を作り出すことを可能にするかも知れません。つまり細切れのスキマ時間を業務終了後の雑務の作業時間と入れ替えるわけです。

ほんの短いスキマ時間を見つけることは比較的簡単です。ところがまとまった時間を工面することには大変な苦労があります。ですからくだらない(失礼!)作業は溜め込まずに短いスキマ時間で処理したほうが時間の有効利用には割と簡単に効果が出せるはずです。
そしてこの事の一番の魅力は業務を早く終えて自分のためのまとまった時間を確保できるところです。なぜなら業務時間中に業務以外の休憩時間などを取らないでおいて最後に時間がまとまって還元されてくるのですから。

先日ちょっと書いた”ゴミ屋敷化”も同じことです。こまめにちょこちょこと片付けていればまとまった時間がなくても部屋の中は常に片付いているのです。その時に「面倒くさい」と思って数秒で片付けられるものを出しっぱなしにするから部屋の中がどんどん汚くゴミ屋敷化してしまうのです。そうなってしまえばまとまった片付け時間を苦労して確保しなければ片付けることができなくなります。
使った爪切りをこまめにしまう、リモコンを定位置に戻す、食べた後の食器をすぐに洗っておく、テーブルの上のゴミをゴミ箱に入れる。どれも数秒から1~2分でできることです。ほんのちょっと、数秒のことを面倒臭がらずにやっていれば部屋の中で物を探す時間も大掃除をする時間も大幅に短縮することができ、結果的に「面倒くさいこと」をやらずに済むというわけです。

今まで何度も書いていますが、面倒臭がらずに「ちょこちょこやる」ことが効率化の王道だということは変わりません。