2番じゃダメなんでしょうか?

テクノロジー

決して蓮舫議員が好きなわけではありません。でも2009年の国会で言い放ったこのセリフは今でも記憶に残っています。でも考えてみれば日本人は民族的にNo.1が大好きです。いや日本人に限らず何でもNo.1のものが好きなのかもしれません。スーパーコンピュータでなくても、卑近な例では毎年のように新製品が発売されるスマホ。最近では減っているとはいえ常に最新モデルを追い求める人はたくさんいます。20万円近くするものを年に何度も買い替えるのはそれなりに勇気が必要です。しかも新しくなった機能などほとんどないにも関わらずです。強いて言えば付属のカメラがちょっとばかり高性能になっただけです。

ボクが以前にスマホを買い替えたのは6年前のことです。当時、JR東日本のSuicaがスマホのアプリとして発表されAndroidスマホには対応していました。でもボクが使っていたiPhoneにはそれまでアプリがなく端末もFelicaに対応していませんでした。しかしやっと6年前にモバイルSuica対応のiPhoneが発売されたのでした。

ボクは早速「新しいiPhone」を買い求めて意気揚々とモバイルSuicaをインストールして今に至っていますが、その時点から今に至るまでiPhoneにはデザインやカメラ以外に目ぼしい新機能もなかったので新機種に買い替える気にはならなかったわけです。電車の中で隣の人が”新型iPhone”を見せびらかしていても全く興味はありませんでした。”ボクにとって”は欲しいものではなかったからです。ボクは基本的にスマホのカメラは”証拠写真”が撮れればいいのでバエる写真をSNSにアップする趣味はありません。必要以上の機能があってもオーバースペックなだけで無駄遣いをするだけです。

使っているパソコンも同じようなものです。これまた10年ほど前にApple社のMac Book AIrというノートパソコンを買いました。当時のWindowsパソコンより安くて小さかったので持ち運びに便利だったからです。「Macを持っているとカフェでバエる」と思ったわけではありません。(ちょっとは思ったかも…)今では自宅のパソコンもiMacというApple社の27インチの大画面です。画面が大きくて見やすいのとそれまで使っていたWindowsパソコンが立て続けに壊れて辟易としていたせいもあります。

最近になって動画の編集を始めました。巷ではほとんどの人がADOBE社の「Premire Pro」というソフトを使っているらしいのですが、昔からADOBEのソフトはバカ高いのとDTPを始めとしたデザイン業界では「MacよりもWindows」という傾向があるのと、MacにインストールしたFilmoraというジェネリックなADOBEのようなソフトがMacではうまく動作しないので、今では動画編集ではWindowsノートも使っています。クリエイティブな作業では「CPUもメモリもグラフィックも最高性能じゃないとダメ」みたいなことを言われていますが、そんなノートパソコンは30万円以上するのでとても手が出ません。

そのそもボクはパソコンゲームもしないので高速のグラフィック表示などできなくても問題ありません。ですからCPUもグラフィックもそこそこの性能があればいいわけです。蓮舫議員じゃありませんが「2番でも3番でもいいんです!」というわけです。ExcelやWordがもたつくようでは困りますが(どうせ使わないのでWindowsノートにはOfficeソフトは入れてないけど)普通の性能で十分です。その代わりにメモリだけはいっぱい積むことにしました。一時マツコデラックスが宣伝していたmouce(マウス)というメーカーのノートPCです。有名メーカーより安いんです。カスタマイズして注文することもできます。大きめのノートPCならメモリは後から自分で増設できるので16GBくらいあれば大丈夫だと思っていましたが、編集ソフトを立ち上げて動画ファイルを読み込むと作業中にソフトが落ちる事がわかり慌てて32GBに増設しました。案の定、作業中もCPUやGPU(グラフィック)の負荷はさほどではなく快適な環境を保っています。

つまりスマホでもパソコンでも何でも、「自分に必要ない機能はイラナイ」というわけです。だって使わない機能にお金を出すなんてモッタイナイじゃないですか?そう思いませんか?

これからもボクは分野を問わずジェネリックを追い続けようと思うわけです。おしまい。

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