政見放送

日々是好日

月末の衆議院選挙が公示されてテレビでは朝から政見放送をやっている。しかし自分が住んでいる選挙区の候補者以外の人の政見を聞いてもなんの参考にもならない。そもそも政治家の選挙などは政党の”数の勝負”でしかないので、個々の候補者の政権など聞いてもほとんど意味がない。

その上、平日の朝、多くの人が仕事に行く前に天気予報や交通情報を知りたがっているときにのんびりと政見放送など見ている時間はない。朝は忙しいのだ。朝っぱらからのんびりテレビなど見ていられるのは年寄りしかいない。つまりこれは年寄り向けに放送しているということだろうか。

今度の衆院選では野党が「政権交代」と声高に謳っているが、いつも政権交代と言い続けている割に実現するとは思えないところが悲しいところである。もっとも今回は民主党系も共産党も社民党も選挙協力をして候補者を統一するらしいのでどうなることやら。もっともボクが思うには政権交代までいかなくても自公で過半数割れして「決められない国会」になるだけでも十分に意味があると思っている。安倍政権以来の”やりたい放題”の独裁政治ではなく、それぞれの意見を持ち寄って話し合える体制になるだけでもとりあえずはいいのではないだろうか。

どちらかが圧倒的多数で政権を取ると必ず独裁政治が始まる。それは自公政権だろうが今の野党だろうが同じことだ。ジャイアンが出てきて「お前のものは俺のもの」などと言い出すとロクな事にならない。民主主義の原則は多数決だが、ロクに話もしないで強行採決を許してしまうような政治がいいわけがない。

コロナ対策もあってボクは期日前投票に行くつもりだが、投票する先だけはすでに決めてある。それは野党だ。

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