岡江久美子さん

コミニュケーション

先日、ネットから流れてくる速報を見て驚いた。「女優の岡江久美子さんが死去」。寝耳に水もいいところだ。つい1〜2ヶ月前にテレビの画面で元気な姿を見たばかりだ。まさか肺炎?! 嫌な予感は当たっていた。そんな人がわずか2週間で新型コロナウイルスによる肺炎が急激に悪化してなくなってしまった。63歳といえばボクと同世代といってもいい。青天の霹靂である。

岡江久美子さんといえば昭和の頃、NHKでやっていた「連想ゲーム」に出ていた頃からのファンだった。とにかく頭の切れる人だった。対戦者だった大和田獏さんも負けず劣らず頭の切れる人でお似合いのライバルだった。そんな縁があってなのか、しばらくしてお二人の結婚が発表された。その頃「徹子の部屋」で黒柳さんと対談していた大和田獏さんが話していた。

徹子「岡江さんとは喧嘩されることないの?」
獏 「いや、ありますよ」
徹子「どんな喧嘩をされるの?(笑)」
獏 「あんまり喧嘩になってないかも…(苦笑)」

喧嘩といっても口喧嘩にもならないのだという。デート中に岡江さんが怒った時には急に口を利かなくなるらしい。会話はなくなるのだが岡江さんはその時に車の窓から見える看板を大声で読み上げ始めるのだという。「第一勧業銀行!」「キャバレー・グランドマルキン!」「リットー、ワリトー!」…

一人で大声で読んでいるのをしばらく放っておくと急に、「あのさ〜、…」と機嫌が元に戻るのだという。機嫌の悪い彼女を放っぽらかしておく大和田さんも素敵だが、そんなことを気にもかけない岡江さんも可愛い。きっとお互いに気持ちの切り替えが上手な二人だったのだろう。

岡江さん本人と面識があるわけではないが、先日亡くなった志村けんさんと同じように子供の頃から知っていた人が何の前触れもなく急に亡くなるとビックリする。女優の樹木希林さんのように全身が癌に冒されていたり長患いをしていたならともかく、ちょっと前までテレビなどに出演して元気だった人が急に死んでしまうのはショッキングだ。

でもヨーロッパやアメリカなどではこのような状態が常態化しているのだろう。日本はこれからどうなるのだろう。ヨーロッパやアメリカでは「ピークは過ぎた」といって一般市民や経済活動の制限を緩和する動きが出ているが、”幸いなこと”にと言っては大変に失礼だし非難を浴びるだろうが、日本からその結果がどうなるのかを前もって静観することができるのだ。その様子を見て日本はこれからの方針を立てることもできるはずだが、今回の騒動で指導力を全く示せなかった政権がどういう動きをするのか、甚だ不安ではある。

最後までずっと素敵だった岡江久美子さんのご冥福をお祈りします。

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