代用肉ってどうよ?

日々是好日

安楽亭という焼肉チェーン店に行きました。我が家では普段から焼肉を食べることはほとんどないのですが、今回は、「安楽亭には”大豆ミート(代用肉)”の食べ放題プランがある」というので行ってみたのでした。

実は我が家でも、ちょっと前から話題になっている大豆ミートを細々と試していました。挽肉と半々くらいで混ぜて食べる分にはあまり違和感もないのですが、大豆ミートだけを肉として食べると食感も匂いも今ひとつになってしまうので、今後の参考になればとプロの仕事を見に行こうということになったわけです。

結論から言えば「ボクにとっては、大豆ミートは今のところ肉の代用品にはならない」ということでした。もちろん人によって個人差もあり好き嫌いはその人それぞれに違うものです。ただ”ボクには”食感も匂いも、どう頑張っても肉とは思えませんでした。でもこれは「そういう食べ物なんだ」と思って食べれば食べられないものではない感じです。店に常備されていた焼き肉のタレにも付けてみましたが、申し訳ありませんがこのタレがボクの好みには合わなくて、焼肉に歩み寄ることもできずにいたわけです。せめて醤油があればなぁ(笑)

話は変わりますが、インドネシアには大豆を発酵させたテンペという食べ物があります。何年も前からインドネシアに行った時にはよく口にしていました。軽く揚げ焼きにして野菜と一緒にサンバルなんかで炒めたものが出されます。「インドネシア風納豆」という人もいますが、日本の納豆菌ではなくインドネシアのテンペ菌で発酵させているので、いわゆる納豆の匂いはしません。

最近は「業務スーパー」の冷凍食品コーナーに置いてあるので最近はうちにも常備しています。使う前に半解凍して1センチ角くらいに切り分け、フライパンで揚げ焼きして軽く焼き色をつけ、タマネギやキャベツと一緒にオイスターソースで炒めます。簡単にできますし1パック2回分(2人前)くらいで300円しないのでお財布にも優しい食べ物です。

正直言ってボクには、市販の大豆ミートよりもテンペの方が食べ物としては完成度が高いように思っています。特に食感を加工されているわけでもなく大豆がゴロゴロと入っていますが、そもそもテンペを食べる時には「肉を食べよう」とは思っていないので、「コレってどうよ?」とは思わないことが大きいようにも思います。

”肉の代用”と思うとどうしても味や匂い・食感を肉と比べてしまいますが、「肉の代わりに」と思って納豆を食べる人はあまりいないのではないでしょうか? でも植物性とはいえタンパク質や食物繊維も摂れ、食べ応えもあるので健康生活が大好きな人にも満足できる食べ物かも知れません。もっとも「それでも肉が食いたい!」と思う人はやっぱり肉を食べるんでしょうが、それはそれで個人的には精神衛生上もいいのではないでしょうか?

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