家で仕事をしていると昼間はほとんど誰とも話をしないことが多い。Skypなどで打ち合わせるといってもほんの数分の話だ。午前中に突然かかってきた電話に出ると最初は声が出ないことも多い。そのせいか口の周りの筋肉が衰えているようで自分でも滑舌が悪くなってるなぁと感じる。セミナーなどで話をしていても発音しずらい単語がいくつかある。
高校生の頃、部活動で放送部にいたころには校内放送やコンクールのラジオドラマなどを作ったりしていたので、NHKのアナウンス読本なんかを見て「あ・え・い・う・え・お・あ・おー」なんて発声練習を毎日したものだが、最近では普段の会話にも影響が出かねない。おまけに「あー、アレどうなってる?」だの「そっちはまだアレ?」なんてことばかり言っているものだから単語自体も思い出せなかったりして難渋することも多い。老化防止のためにももう一度アナウンス読本をやってみようかと思っているくらいだ。
会社勤めをしていれば朝から晩までほとんどの時間で黙っていることは少ない。だから顎の筋肉も使うし関節も動かす。しかし一人で黙って机の前に座っていると体中のあらゆる部位が凝り固まってくるのだ。これではいかんと思って朝夕には近所を散歩してみたり近所のスーパーまで2~3キロは歩くようにしているが、その程度ではかつての3~4時間の通勤の半分も力を使っていないような気がする。そう考えると”痛勤”もある意味エクササイズとして重要な役割を果たしていたのかもしれない。
「さ・せ・し・す・せ・そ・さ・そー」
ダメだ、サ行が特にダメになってる。まいったねこりゃ。
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