欧米人を含めてガイジンは映画のエンドロールを最後まで見ないで席を立つ人がほとんどなのだという。ボクは最後までじっくりと見るほうだ。2回以上観た映画だと2回目からは見ないこともあるが最初に見たときには大抵最後まで目を皿のようにして見る。
何が面白くて見ているのかといえばもちろん出演していた人の名前を確認するのもあるが撮影場所や撮影協力、衣装協力などはとても興味深い。劇中で食事をしていたレストランだったり宿泊していたホテル、訪れていた公園などの場所や名前を知ることができる。
それの何が面白いのかといえば湘南・鎌倉の物語でも撮影場所が千葉県や茨城県の筑波だったりする。時代劇中の江戸城は大抵が姫路城で撮影されている。また食事をしていたレストランからま見えないはずの夜景が見えていたりすると、レストランの中と外は別々に撮ったんだなと推測できる。
料理に凝った内容だと料理監修をした人の名前がクレジットされていたりする。その内容を見るとその映画が特に訴えたいことが見えてきたりするのだ。
もちろん自分の友達や知合いが出演していればもっと楽しいしメイキングの話も聞けるのだろうが残念ながらそんな幸運はまずない。「うちの近所で撮影してるのを見た」程度がせいぜいだ。それでもそんな話を聞くとその映画やドラマを見て「あっ、あの場所!」なんてちょっと楽しい気分になったりする。
自分の知っている人や場所が映画やドラマ、テレビに登場するのはワクワクする。なんでもないタダの一般人はこんなことでも楽しめてしまうんだなと嬉しいような寂しいようなビミョーな気持ちになるのだ。
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