あ〜めんどくさい!

テクノロジー

以前にプログラミング教育の話の中でiPhoneの「ショートカット」というアプリの話をしました。”ショートカット”とはいわゆる”近道”の意味ですが、パソコン業界では一般に、「マウスでクリックする代わりにキーボードの特定のキーを押して求める機能を一発で実現する」方法だということはご存知かと思います。例えばある文字列(テキスト)をコピー&ペースト(貼り付け)しようと思った時、Windowsならカーソルをコピーしようとする文字列の先頭に合わせて「(CTRL)+矢印キー」を押せば文字列を選択できます。その後マウスならその文字列の上で右クリックをして出てきたメニューの中から「コピー」をクリックしてから貼り付ける位置にカーソルを移動してからもう一度右クリックをして「貼り付け」をクリックしますが、ショートカット機能を使うと「右クリック→(コピー)」の代わりに「(CTRL)+C」、「右クリック+(貼り付け)」の代わりに「(CTRL)+V」を押すことで代替えできます。「それくらいのことならいつもやってるぜ」という方も多いと思います。

ショートカットは他にもたくさんありますが、ボクがいつも「めんどくせー」って思うのはスマホです。スマホはタッチキーの数が限られている上にコピペのような簡単な操作でも「選択した文字列を長押ししてメニューから選択」のように機種やアプリによって違いがあって思うようにいかないこともしょっちゅうです。例えば自分がいる場所の近くのコンビニを調べようと思えば、

 ・Googleマップアプリを開く
 ・検索窓に「コンビニ」と入力する
 ・検索ボタンをタップする

という操作が必要になりますが、信号待ちの短い時間にやろうとすると思いのほか時間がかかったりします。これを「ショートカット」アプリを設定しておけば2回のタップで文字入力をすることもなく簡単にできたりします。それはこんな感じです。

少し細かく説明すると、スマホで作成したショートカットを実行するとこんなメニューが表示されます。

「ショートカット」実行イメージ

ここで探したいもの(ここでは「コンビニ」)を選択すると、Googleマップ上に近くにあるコンビニが表示されるというわけです。

検索結果

ね、ちょっと簡単になったでしょ?

他にもコンビニのレジで〇〇Payを使おうと思った時や「ポイントカードはお持ちですか?」って言われた時に財布の中を探し回ったり数あるアプリの中から目的のものを探し出すのってめんどくさいですよね。だからボクはこのショートカットを使って簡単操作にしています。
設定のイメージはこんな感じです。

「ショートカット」アプリの設定

ここで設定したいショートカットアイコンの右上にある「・・・」をタップすると

こんな画面になります。ここでスマホの位置情報から現在位置の「緯度」と「経度」情報を取得します。
そうしたら画面を下にスクロールしていくと画面に表示される「メニュー」の設定をします。

「メニュー」の設定

ここは自分がよく検索する項目を設定します。ちなみに「牧のうどん」と「資(すけ)さんうどん」は福岡県を中心に展開しているローカルうどんチェーンです(笑)  もちろん項目が足りなければ追加することもできます。これが決まったらさらに下にスクロールします。

Googleマップの検索窓に入力するテキスト文の設定

ここではGoogleマップの「検索窓」に入力する文字列を設定しておきます。これで毎回検索するたびに文字入力する手間が省けるわけです。そして最後にGoogleマップアプリに条件を指示して検索させます。

Googleマップ(Safariブラウザ)の起動

ここでは

https://www.google.co.jp/maps/search/メニューの結果/@場所の詳細,経度,13z?hl=ja

の文字列を入れてあります。パラメーター(検索条件)として

 ・メニューの結果(”コンビニ”とか”駐車場”とかの文字列
 ・場所の緯度、経度

を与えてSafari(iPhoneの標準のブラウザ)アプリを起動しているわけです。ここで設定しているのは”パラメーター”という条件と「アプリを起動」という命令だけです。プログラムではありません。
Androidでも同じような機能を探してるんですがよくわかりません。誰か教えてください。

たぶん学校教育の中の「プログラミング教育」の目指すことはこんなことなのかなぁと思うんですが、どうなのかな?

コメント

  1. 管理者 より:

    Andoroidでは「MacroDroid」というアプリが似たような機能を持っているようですね。

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