賞味期限

先日テレビを見ていたら有名な俳優さんが「僕は賞味期限を1日でも過ぎたものは怖くて捨てます」と言っていた。それを聞いてこの人は何も考えていない人なのだなと思った。あなたは賞味期限をどれくらい重要に思っているだろうか。賞味期限の日までは完全に安心できるのに1日過ぎたらその場で痛んで食べられなくなるという事はまず考えられない。時計の針が23:59 59″から0:00になる瞬間に腐って食べられなくなるとでも思っているのだろうか。今まで好きな俳優さんだったのにその人の浅はかさを見たような気がして軽く失望した。

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自分探し

日本人は一体幾つになるまで自分探しをするのだろう。本来なら10代や20代のうちには自分のありようがおぼろげにも見えてきて、その中で目標に向かって人生を歩き始めていくのが健全な生き方のように思える。しかし現代、特にこの20〜30年間を見てみると「自分の子供には将来何でもやりたい道に進んで欲しい」という親の教育方針なのかできる限りのあらゆる習い事をさせて可能性を広げておこうという考え方が多く見られる。

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考えない人

小学校の正門の横にロダンの「考える人」のブロンズ像が置かれていた。戦前には薪を背負った二宮金治郎(二宮尊徳)だったらしいのだが戦争中に金属を供出するために撤去されてしまったらしい。二宮金治郎はわが神奈川の英雄で金太郎(坂田金時・足柄山)や山瀬まみ(平塚)、柳沢慎吾(小田原)とともに地元の誇りである。金治郎は江戸時代後期に小田原藩の役人として財政再建に貢献したりして江戸幕府に出仕したりしたらしい。

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相田みつを

独特の書と詩で有名な書家であり詩人でもあるので誰もが知るところであろう。

 七転八倒
 つまづいたりころんだりするほうが自然なんだな
 にんげんだもの
                    みつを

という書などはカレンダーになったりして広く知られている。

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痴呆症

二十歳の時に家を出てそれっきり同居もしていないがボクには85歳の両親がいる。最近では話していることもちぐはぐで何を言っているのかわからないことも多い。人間、歳をとれば程度の差こそあれ誰でもボケてくる。ボケ老人を相手に真面目に話していると耳が遠いこともあってことさら疲れる。やらなければいけないことを言って聞かせてもさっぱり覚えていなかったりするので終いには流石に腹が立ってくる。

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オレオレ詐欺

もう随分前からオレオレ詐欺が問題になっている。「俺だよ、オレオレ」と息子を装って詐欺の電話をかけてくることからそう呼ばれていたが最近では特殊詐欺と呼ばれるようになった。そんな呼び名を変更したからといって詐欺の被害が減るとは思えないが、警察官の頭で考えることなどその程度だ。

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意味が逆転した言葉

「確信犯」と言ったらどんな犯人を思い浮かべるだろうか。おそらく多くの人は「自分で悪いことだとわかっていながら罪を犯す人」を思い浮かべるだろう。ボクも学生時代にはそう思っていた。では手元に国語辞書のある人は「確信犯」を引いてみて欲しい。そこには「自分が”正しい”と”確信”して犯罪を犯す人」というような意味が書かれていないだろうか。

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最近読んだ本

最近話題になっている「13歳からのアート思考」という本がある。タイトルを見ると13歳の子供にアートのセンスを身につけさせるためにママたちを啓蒙するためのハウツー本のようにも見える。でもその中身を読んでみればわかることだが内容はその逆だ。言ってみれば頭がコチコチに硬くなった大人に向けた皮肉を綴った本にも思える。いやそんな大人を柔らか頭にするための啓蒙書なのかもしれない。

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虚業と実業

普段ならどれも同じように大切だと思っていることでも地震や台風などの大災害や経済危機のような大事件が起きた後の非常時になるとその重要性の度合いを見る目が変わってくる。それまではとても大切に思っていたものが急にどうでもいいものに思えたり、逆にどうでもいいと思って目にも留まらなかったものが急に重要に思えたりする。

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まず隗より始めよ

今回の新型コロナ騒動でもそうだが関わっている全員が同じことをやらなければ意味がないということがある。製品の品質チェックでも1ヶ所でも点検が漏れてしまえば全部が無意味になる。全員が漏れなくやって初めて意味のある行動になることは少なくない。今回のパンデミックでいえば全体で完全に移動を制限してしまうとか政府が国民に外出禁止令を出すとかすれば感染拡大はもっと抑えられるはずである。

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