日傘男子

○○女子というのが流行っている。曰く”相撲女子”、”歴史女子”、”理系女子”、”カープ女子”、果ては”城ガール”なんていうのもある。どういう意味があるのかわからないが女子の安売りに思えなくもない。女子という言葉をつけて”珍しい”という印象を植え付けようとしているのかもしれない。しかし数は少なかったものの昔から理系にも女子はいたし、歴史好きや相撲好きな女子だっていた。読売ジャイアンツが好きな女子がいるように広島カープが好きな女子だっているだろう。何といっても人類の約半分は女子なのだから。

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思考実験はタダです

何かが起きた時に「考えもしなかった」という人がいる。想像もしなかったのなら後から嘆いても仕方がないのだが、「それくらいは考えりゃわかるでしょ」ということすら考えなかったのだとしたら、今後の自分の人生を考える上で本人にも反省すべき点はあるように思う。何でもかんでも「知らなかった」「考えもしなかった」「教えてくれなかった」では済まされないこともある。

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いつまで働きたいですか?

最近ニュースで「いつまで働きたいですか?」というアンケートの結果が話題になっている。年金の支給開始が65歳になろうとしている今、無責任な総理大臣に「人生100年」などと言われたものの60歳で定年になってからの40年(現実的には平均して20年余りだが)をいかにして食いつないでいくかという問題に誰もが直面している。少子高齢化に加えて人口が減りつつある日本で政府は今後、年金支給開始を70歳、75歳と引き上げていく方向にもっていこうとするのは必然だ。若い人が相対的に少なくなれば年金の財源が減ってくるのは間違いないのだから簡単な理屈である。

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スマートな日本人

テーブルマナーというものがある。ボクは以前、ホテルに勤めていたことがあるのでその時には社内研修としてテーブルマナーの基本だけは教わったことがある。もう細かいところは忘れてしまったが、幸いなことにその後もマナーに煩い席に行く機会もなかったので事なきを得ている。マナーの基本とは理にかなった動作ということと相手に対する慈しみの心だと言われている。有名な話だが19世紀、英国のビクトリア女王は晩餐会に招待した相手の異国の貴族が、テーブルの上にあったフィンガーボウルの意味が分からず中の水を飲んでしまったのを見て自分も平然とフィンガーボウルの水を飲んだのだという。ご存知のようにフィンガーボウルとは食事の前後に手の指を洗うためのもので飲むための水ではない。しかしビクトリア女王は相手に倣って同じことをした。マナーは相手に恥をかかせるためのものではない。

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ネット動画全盛時代

最近ではテレビを見る人が減っているという。特に若者の間ではテレビよりもネット動画が主流になってきていて、全年代で見ればまだテレビの方がネットの1.5倍くらいの割合で多いのだが、逆に20代などではネットの方がテレビの1.4倍くらいと多くなって完全に逆転している。それはそうだ。近年になってネットのコンテンツは物凄い勢いで充実してきた一方で、テレビ番組は旧態依然というよりも劣化している印象が否めない。その上、テレビはリアルタイムで見られる時間が限定され、見る場所も限られている。その点ネット動画は自分が見たいときにいつでも番組の最初から観られるのだから。

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一発屋

休日ともなれば都心や街中の公園・広場などでは様々なイベントが開かれている。イベントにはたいてい何かのテーマがあって、そのテーマに沿った出展や出店などが集まっており、そのテーマを題材にしたコンサートや踊り、ショーや講演などが行われる。ボクも今までにいくつかのイベントに行ったことがある。いわく北海道博、タイフェスティバルなどの地域系、全国駅弁フェス、B級グルメフェアなどのテーマ系などその趣旨は様々だ。

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グルジアとジョージア

「ジョージア」、缶コーヒーの名前ではない。以前は「グルジア」と呼ばれていた国の新しい名前だ。いやそういうと語弊がある。日本での新しい呼び名というのが正しいのだろう。国の名前が変わったわけではない。先方の国から日本政府に対して「ジョージアと呼んで欲しい」と言われてそれに応えたというわけだ。アメリカにも同名の州があるのでおわかりだと思うがジョージアは英語読みである。一方のグルジアはロシア語読みである。

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不機嫌な天気予報

春から初夏になって清々しく晴れる日も多い。気候も良く爽やかで実にいい季節だと思う。陽が高くなった日中の日向など歩いていると少し汗ばむこともあるが、特に不快だとも思わない。夏真っ盛りの猛暑とは違う気持ちのいい晴天だ。そんな日の夜のニュースでは天気予報士が「今日は初夏の日差しが照りつけて汗ばむような暑い一日になりました」などと言っている。確かに初夏の日差しは照りつけていたし、人によっては汗ばんだ人がいたかもしれない。暑いかとテレビのレポーターにマイクを差し出されれば期待に応えて「暑い!」と答える人もいるだろう。実際に暑いと思っている暑がりの人もいただろう。しかしそれは圧倒的大多数の人の感想かといえば決してそんなことはないと思う。

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人生を希望の轍に切り替えられるのか

人の才能は生まれながらのものだけではない、らしい。先日、テレビの番組でそんな話をしていた。考えてみれば明治時代の日本人の体形や体格と、今の子供たちのそれは全く違っている。世代にして4~5世代の違いだ。生物の進化論で有名なC・ダーウィンは「適者生存」という理論で生物の進化を説明しようとした。ボクは進化論には疎いので高校時代の生物の授業で習った程度の知識しかないのだが、それは”世代が変わる”、つまり子供が生まれるタイミングで何らかの突然変異が少しずつ起こり、そのことが生きていく、つまり生き延びるのに有利にはたらくのだとしたら子孫を残しやすくなる。それが何世代にも渉って続くことによって生き物は進化してきた、というような話だったと記憶している。

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デジタル・タトゥ

インターネットが一般に広まってから四半世紀。最初の頃は通信環境が悪かったこともあって一部のアーリーアダプターだけが精力的に活用したり開発したりしていたが、日本でも10年ほど前にスマホが発売されたのをきっかけにほとんどの人の間で爆発的に普及した。”ネット掲示板”と呼ばれていたWebサイトごとのコミニュケーションツールもSNSへと発展し、GAFA(Google,Amazon,Facebook,Apple)やTwitterなどの台頭もあって多くの個人情報もネット上に流れるようになった。街角に防犯カメラを設置するという話があった時に「個人情報の流出が…」「プライバシーの侵害が…」と大騒ぎしていた日本人の変わり身の早さには驚かされる。

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