『昔ながらのやり方』の
いいところ悪いところ

最近は大工場で生産される高品質で均一な製品とは別に小さな工房や町工場、地方の商店などで細々と生産されてきた小規模で凸凹の言ってみれば人間味のある製品が注目を浴びている。今の日本で大量生産される製品はおしなべて誰にとっても便利で仕上げもきれいで不良品もほとんどなく安くて付加価値の高いものだ。日本人は昭和の高度成長時代以降、そんな暮らしを享受し慣らされてきた。あまりにも便利で至れり尽くせりの製品に囲まれて我々は自分で何かを考える力が弱くなってきたように思う。便利な生活はいつも誰かが考えて提供してくれるのだから。 “『昔ながらのやり方』の
いいところ悪いところ” の
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だってタダなのよ!

先日、ファストフード店で台の上に置いてあった紙ナプキンをそれこそゴッソリと持ち帰ろうとしている”ママ”を見かけた。昭和の時代にはこんな人がたくさんいたのだが最近では一般のマナーも向上してきて見かけることもほとんどなくなっていたので「まだいたのか!」と少々驚いてしまった。 “だってタダなのよ!” の続きを読む

そんなことわかってる

オタクっぽい二人の若い男の子が相手の言うことに対していちいち「そんなことわかってる」と言い返し合うというCMがあった。残念ながら何のCMだったのかは忘れてしまった。相手にナメられたくないから「そんなことくらいお前に言われる前からオレは最初から知ってる(だからオレのほうが優れている)」と言いたかったのかどうかはわからないが、負けず嫌いはオタクの特性の一つだ。彼らは常に自分の知識をひけらかして他人をバカにしたような目で見る。しかしオタクとは元来そういうものだ。 “そんなことわかってる” の続きを読む

神通力をなくした『1980円』

「1,980円」もしくは「198円」、いや「19,800円」でもいい。少しでも商品を安く見せるために誰かが考え出したスペシャルなプライシングだ。支払うときに200円、2,000円、20,000円を出せばちょっとお釣りが戻ってくる。何ともお得感のある値付けだった。いや逆に値段に「98」が付いていないと「高い」という印象すら持ってしまうほど日本では浸透している。 “神通力をなくした『1980円』” の続きを読む

中立であることが信用される原点なのだ

家電量販店などに行って電化製品などを見ているときに店員さんが側にやって来て「今の一番人気はこちらですね~!」と明るく言われた経験はないだろうか。最近では家電製品もネット販売が多くなってきてまずはスマホやパソコンでめぼしい商品を比較して口コミなどを見た上で「やっぱり実物も見てみないとね」ということでお店に足を運ぶことも多いだろう。当然前もっていくつかの候補を比較して性能もチェックしているので店員さんの説明を鵜呑みにする人は少ないのだが、それでも早口で”おすすめ商品”を強力に推してくる店員さんがいるのも確かだ。 “中立であることが信用される原点なのだ” の続きを読む

包丁の切れ味

家で砥石を使って包丁を研いでいる人はどれくらいいるだろうか。ホームセンターなどに行けば丸いローラー状の砥石のついたワンタッチ包丁研ぎだっていくらでも売っているのでそういったものを使っている方もいるだろう。包丁の切れ味といえば包丁を研ぐことばかりに意識がいくが、まな板の上で包丁を使うのであればまな板の方にも少しは気を使わなければ片手落ちである。なぜなら包丁はまな板と対になって切れ味を発揮するのだから。 “包丁の切れ味” の続きを読む

『ピンピンコロリ』と『ネンネンコロリ』

最近は安倍さんが人生100年と言っているが、最後の20年や30年をベッドの上で寝たきりで過ごすのでは全く意味がないだろう。誰かのお世話になって食べるものも制限され、行きたいところにも行けずやりたいこともできないのでは退屈するばかりだ。「すべてを思い通りに」とはいわないが少しくらいは自分の意志で生きられなくては面白くない、と思う。 “『ピンピンコロリ』と『ネンネンコロリ』” の続きを読む

人が経験から得るもの

人は経験から学んでいる。学習からも学んでいる。学習することは他の誰かが経験しアーカイブしたものを知識として蓄積することだ。アーカイブは経験したことから細かい部分を削ぎ落として保存性を良くしたものである。だからその情報量は直に経験したものよりもずっと少なくて済む。 “人が経験から得るもの” の続きを読む

飽きているニッポン人

来年には消費税が10%に引き上げられる予定だという。上げるの上げないのと毎回騒がしいが、時期はわからないが結局いつかは上がるのだろう。消費税が上る前にはいわゆる”駆け込み需要”があって一時的に売上は伸びるが増税後はその反動で景気が落ち込むのだという。増税後に買うはずだったものや買わなくてもいいと思っていたものまで増税のために前倒しで売れるのなら全体としては変わらないようにも思うが、ホントのところはどうなんだろう。政府もシンクタンクもすぐにデータを捏造するのでホントのところは結局最後までわからずじまいだ。 “飽きているニッポン人” の続きを読む

専門家に相談してはいけません

テレビや雑誌のコラムではテーマとなっている話題についての”専門家”が必ず顔を出す。取り扱うテーマに関することなのだから専門家が呼ばれて当然だし専門家の意見がなければ手も足も出ないことも多い。呼ばれた専門家はそのテーマについての概略や世間での評価を一般論として語ることも多いがその裏にある隠れた問題を提起することもできるので、普通の人では気づかない盲点を明らかにしてくれるという意味で非常に重要な立ち位置にある。 “専門家に相談してはいけません” の続きを読む