キッカケは偶然に

ピョンチャン・オリンピックも無事に終わって選手たちも家路についたのだろうか。もちろんまだウインターシーズン中だから「まだまだ世界中を転戦するぜ」という選手もいるだろうが、取り敢えずひと区切りをつけて故郷に帰る選手も多いのだろうと思う。大活躍した選手にも、残念ながら今回は実力を発揮しきれなかった選手にも、選手たちを指導し続けてきたコーチにも監督にも、そして何よりそういった人たちを陰から経済的に人的に支援し続けた関係者の方々にも、アスリートたちを応援していた日本人の一人としてまずは「お疲れさま」と申し上げたい。 “キッカケは偶然に” の続きを読む

炎上

ネットの世界では昔から「炎上」がしょっちゅう起きている。インターネットが一般的でなかった頃にはパソコン通信というものがあった。いってみれば会員制のネット掲示板の集まりで、いろいろな趣味やビジネステーマなどによってたくさんのジャンルの掲示板があった。一時流行った「2チャンネル」のようなものである。ただ違っていたのは”会員制”だったので、あまりに無責任なことを書いたりするとクビになって退会させられたり、身元がバレて全員から集中攻撃を受けたりすることだった。もっともその当時はネット人口もごく限られていたしある程度のコンピュータ・リテラシーも必要だったので、世間を騒がすようなことはまず起こらなかった。 “炎上” の続きを読む

遅刻する人

■あの頃の思い出
小学生の頃、学校の隣の家に住んでいるヤツは毎日必ず遅刻してきた。学校から歩いて1時間もかかる我が家の近くの友達はなぜか始業時間の1時間前には学校に着いていた。8:30に学校が始まるので7:30には着いていたということだ。学校の隣の家に住んでいたヤツは8:00過ぎまで寝ていたのだという。そりゃ遅刻もするというものだ。 “遅刻する人” の続きを読む

モスバーガーの誤算

マクドナルドを筆頭に一頃は雨後の筍のようにニョキニョキと進出してきたハンバーガーチェーンも、徐々に淘汰、統合されたりなどして数が絞られてきた。ロッテリアやファーストキッチン、ケンタッキーFC、ドムドムバーガー、バーガーキング、カールス・ジュニア、モスバーガー、フレッシュネスバーガー、ベッカーズ、ウェンディーズ、サンテ・オレ、マニアックなところでは沖縄限定のA&W(アンダー)函館限定のラッキーピエロ等があるが、その幾つかは撤退したり再進出、経営統合、規模縮小などして近頃は目にしない店舗もある。 “モスバーガーの誤算” の続きを読む

何がしたいのですか?

うちの近所の大通りにある歩道は幅が狭く、歩行者でもすれ違うのがやっとなので自転車は通行禁止である(押して歩くのはOK)。なので乗ったまま通りたい人は車道を走ることになるが、それが本来の姿なので何ら問題はない。ところがその先にある信号機付きの交差点で左折する自転車は、車道を走っているのに信号無視をして交差点に進入する人がほとんどで、横断歩道を渡る歩行者とぶつかったり交差点の左から出てくる自動車とぶつかったりして交通事故が絶えない。交差点の名前は「警察署入口」。文字通り平塚警察署が近くにあるのだが警察官は見て無ぬふりを決め込んでいて取り締まりや交通整理をしているところを見たことはない。
いや、今回は警察官の怠慢を非難する話ではない。この話はまた改めてすることにしよう。 “何がしたいのですか?” の続きを読む

ランキングの誤解

スポーツの世界ではトップクラスの選手なら全日本ランキングや世界ランキングなどのレベルを持っていることが多い。大きな大会などがテレビ中継されるとチームや個人のランキングが表示されることがある。テニスの錦織圭選手は2014年に世界ランキング5位だったが、当時ランキング1位のジョコビッチとの実力は僅差だった。グランドスラム大会でも1回戦2回戦あたりではランキングが80位以下の選手と対戦することもあったが、その実力差が40倍あったわけではない。そもそも40倍の実力差があったらまともな試合になどなるはずもなく、そんな選手が出場できる大会などない。 “ランキングの誤解” の続きを読む

知りたいことには順序がある

「アレ、大丈夫かなぁ?」なんて言っている人がいる。知り合い同士の会話なんてその程度で通じるんだね、と思っていたら話しかけられた人に「アレって?」「大丈夫って何が?」と訊き返されていた。いわゆるひとつのヒトリヨガリ。何も通じていなかったわけだ。主語が代名詞では伝わらないなら一般名詞や固有名詞を使わなければいけないし、目的語がはっきりしなければ何を言っているのかわからない。スペイン語でも主語が省略されることは多いが、そのあとの動詞が格変化をするので「私」のことなのか「彼」のことなのか「彼女」のことなのか「現在」のことなのか「過去」のことなのか「未来」のことなのかが分かるようになっている。日本人は外国語を勉強するときだけは妙に文法好きになるが、こと日本語の文法には徹底的に無頓着だ。 “知りたいことには順序がある” の続きを読む

パンツにアイロンかけますか?

ボクの最初の海外はハワイだった。当時JALのコナ便(ハワイ島西岸のコナ空港)が新しく就航したとかで、職場の系列の旅行会社から営業協力の依頼が来たのだった。協力とはいっても支払いは個人の財布から出るので大っぴらに休みの取れるというだけの個人旅行だった。
コナ空港からカイルア・コナというリゾートがたくさんある地域にある(と言っても隣のリゾートまでは車で20~30分程かかる)ヒルトンに投宿した。初めての海外旅行なので様子もわからずに着替えなども用意していったのだが、昼間は30度を超えるハワイも夜になると上着が必要なほど涼しかった。Tシャツで十分と思っていたボクはあっという間に着替えを使い果たし、ホテルのランドリーにGパンなどを出した。 “パンツにアイロンかけますか?” の続きを読む

土地言葉は子供社会のパスポート

最初に「地元」というものを意識したのは大学で東京に通うようになってからだ。もちろん東京生まれ東京育ちもいたが大阪や京都、福岡、東北などから来た友達も多かった。横須賀育ちの僕は主に東京育ちの友達をからかった。東京人にとって横須賀なんていうのは地の果てのように感じるらしく、僕が高校時代まで毎日使っていた京浜急行は、品川駅から出ているにも関わらず乗ったことがないと言っていた。それはたぶん僕達が池袋から出ている東武東上線のついて感じている以上に疎遠なものだったらしい。 “土地言葉は子供社会のパスポート” の続きを読む

それでもあなたは食べますか?

■今季のシラスウナギは昨年の1%ほどしか獲れていない
ニホンウナギの絶滅が話題になっている。2018年1月までの漁獲量は前年比の1%程度でほとんど獲れていない状況だ。それでも業界はまだ獲り続けようとしている。ウナギの完全養殖が実現していない以上、ウナギ業界は天然のシラスウナギに頼らざるをえない。これは炭鉱で石炭を掘っていたら最後のひとかけらまで掘り尽くしてしまった状況に似ている。鉱物資源は新たに鉱脈を見つけられれば更に産出することも可能だがウナギは絶滅してしまったら二度と元に戻ることはない。中国では若干水揚げがあるらしいがそのほとんどは日本に輸出される。日本人が買うから中国人は獲っているだけだ。中国でも早晩漁獲がなくなることは目に見えているが、中国人はウナギを食べるわけでもないので別のものを日本に輸出するだけだ。困ることはない。ただでさえ日本人の何倍も生活力が旺盛な人たちだ。 “それでもあなたは食べますか?” の続きを読む