目には目を

「目には目を、歯には歯を」は古代バビロニアのハンムラビ法典にある言葉だと言われている。3700年以上前にできた法典だ。現代ではこの言葉を「悪いことをしたら厳罰をもって報いよ」という意味で使われることが多いが元は、犯した罪と同じ罰を与えよという意味で「倍返しだ!」ということを慎めという意味だったとも言われている。その意味では公平性を担保しようとした法だったのかもしれない。

“目には目を” の続きを読む

しゃべるな!

先日、アメリカの大統領選挙に立候補しているトランプ氏とバイデン氏のテレビ討論会の中継を見た。結論から言えばとても”討論”と呼べるものではなく、とても大統領候補同士のディベートとは言い難いものだった。最後には「お前の母さんデベソっ!」というような捨て台詞の応酬である。これが今のアメリカである。情けない国に成り下がったものだと思った。

“しゃべるな!” の続きを読む

自業自得と自己責任

アメリカのトランプ大統領が新型コロナに感染して発病し、入院したのだというニュースが流れてきた。今まで本人は「コロナなんて大したことない」とか「俺はマスクなんてしなくたって大丈夫だ」といった発言を多くしてきただけに、今どんな思いでいるのだろうかと興味がないと言えばウソになる。

“自業自得と自己責任” の続きを読む

聖子ちゃんが青春だったころ

ボクらの世代にとって松田聖子は、いや聖子ちゃんは青春の思い出そのものだ。中学生の頃はキャンディーズが流行っていたから聖子ちゃんは高校生の頃だと思う。当時、女の子のほとんどはいわゆる「聖子ちゃんカット」と呼ばれた髪型をしていたし、男子はあの「ぶりっ子」な笑顔に骨抜きにされていた。

“聖子ちゃんが青春だったころ” の続きを読む

失われた7年8ヶ月

かつてバブルが崩壊した後の不景気と経済の停滞を「失われた10年」と呼んでいたことがあった。経済発展や新しいビジネスが日本で生まれることがなくなり開発費も削減されたことで科学技術の進歩も遅々として進まなくなったことを「失われた」と表現したのだろう。その後、日本の社会の停滞は当たり前になり、結局は10年どころではなく30年も日本の景気は停滞したままだったが、その頃には誰もそんなことを言う気力すらなくなっていた。

“失われた7年8ヶ月” の続きを読む

デジタル化は黒子だ

「digital(デジタル)」とは、主に「数字で表す」という意味で、元はラテン語の[digitus(指)]から生まれた言葉らしい。日本ではコンピュータなどのことを総称して”デジタル”と呼ぶことが多いが、そこでいう数字とは0と1で数を表す2進数だ。その対語とされる”アナログ”は図などを使って表すことをいうが、英語の[analogue]は「似ているもの」という意味であって、日本語でいう「デジタルとアナログ」の意味とはちょっと違う。

“デジタル化は黒子だ” の続きを読む

ワーケーションの功罪

先日、1週間ほど沖縄に行ったので巷で話題の”ワーケーション”というヤツをやってみた。ワーキング+バケーションの造語らしいが、バカンスを楽しむように仕事をするらしい。テレビを見ていると、山や海の自然豊かな環境の中でのびのびと仕事をすることで作業効率は上がり、ちょっとした休憩に自然の中でバケーションも楽しめるという夢のような働き方改革だ。

“ワーケーションの功罪” の続きを読む

鶏鳴狗盗(けいめいくとう)

鶏鳴狗盗という言葉があるそうだ。ボクも先日初めて聞いた。”鶏鳴”とは鶏の鳴き声であり”狗盗”とは泥棒のことだ。中国の秦の国にいた君子である。その人が政変に遭遇した時に、彼を救ったのは「泥棒のプロ」と「鶏に鳴き真似が上手い」二人だった。そこから「どんな才能がどんな状況で役に立つのかはわからない」というのがこの諺の教訓である。
だから「なんの役に立つのかわからない異能を持つ食客を厚遇しなさい」ということなのだろう。

“鶏鳴狗盗(けいめいくとう)” の続きを読む

具体的に言われると信じてしまう

曖昧な言葉でいい加減なことを聞かされても疑い深くあまり信用しない人でさえ、具体的な数字や事実を挙げて話されると何となく信じてしまうことがある。たとえそれが以前に聞かされたいい加減な話やウソであっても、証拠だと思われやすい数字や偉いセンセイの発言だなどと聞かされると、盲目的に信じてしまいそうになる。

“具体的に言われると信じてしまう” の続きを読む