餃子の町No.1は宇都宮だ、浜松だとマスコミは大騒ぎしているが、市販の出来合いの餃子の購入額でランキングを云々するのは少々おかしいような気もしている。他人が作った餃子が旨いの不味いのと議論している時間があるなら、自分でどれだけ旨い餃子が作れるかを自慢してこそ真の餃子の町だと思っている。

このランキングは市販の餃子や飲食店での餃子購入額で決めているらしいから、餃子の皮はともかく、ひき肉やニラ、キャベツや季節によっては白菜の購入金額は含まれていない。餃子の皮から手作りする人にしてみれば強力粉の値段だってランキングに含めるべきではないのかと思うだろう。

つまりマスコミがこんなランキングを付けたところで真の餃子愛好家としてはなんの意味もないことになる。片手落ちもいいところなのだ。やるなら市販餃子だけを集めて宇都宮市内の小売店での売上高を比べるとか、特定の銘柄の市販餃子の全国での売上高を調べてランキングする方がまだ説得力がある。そもそもこの手のランキングは餃子に限らず実態を表していないことがほとんどだ。

それに市販餃子の売上高を見てもそれが美味しいのかどうかの指標は一切含まれていない。ボクは30年以上前にたまたま宇都宮に住んでいた友達のアパートで、地元では有名だという”餃子専門店”で買った餃子を食べたことがあるが、取り立てて美味しいとは思わなかった。それはそうだ。焼いた餃子を店で買って家に持って帰って食べれば焼き立てのバリっとした美味しさはもはや失われている。

ボクの個人的な感想だが焼餃子は焼きたての熱々にこそ旨さが閉じ込められていると思っている。冷めてヨレヨレになった餃子など食べる気にもならない。こんなことで「餃子好きの街」などと言っているからいつまで経っても魅力度ランキングが最下位から脱出できないのだ。とここでもランキングか。