ボクは炭酸飲料がそんなに好きではない。ゲップが出てすぐにお腹が膨れて気分が悪くなる。居酒屋などに行くと最初にみんながビールを発注するが、ビールもあまり好きではないので仕方なくレモンサワーなどを頼んだりしていたが、昨年からは外で飲む機会もなくなったので炭酸飲料を口にする機会も減った。

それでも盛夏の猛烈に暑い時期になると何となくシュワシュワしたものが飲みたくなることがある。そんな時、以前はスーパーでソーダ水を買ってきて家で焼酎や梅酒を割ったりしていたが、ソーダ水は二酸化炭素が溶け込んだ水である。重い割にすぐになくなる。暑い日が続くと毎日のようにスーパーからソーダ水を運ぶという重労働に従事することになる。

苦労の割りに報われないので数年前からソーダ水製造機を導入した。炭酸ガスボンベのカートリッジを使って水道水をソーダ水にする道具だ。売っているソーダ水のように強烈な炭酸水にはならないが、もともとボクは強炭酸が好きではないので助かっている。

そもそもボクにはボクには”水の味”などわからない。水道の蛇口から出てくる水に変な匂いも感じない。だから我が家の浄水器のフィルターはいつも空のままだ。子供の頃には水道の水に金属の匂いを感じたこともあったが、その頃はそんなものだと思っていたしその匂いも嫌いではなかった。

日本でも一般に水が売られるようになってから”口うるさい連中”が現れた。水道水が臭いだの不味いだのと揶揄するのが大流行した。でもボクにはその違いがわからなかった。おそらく悪口を言っていた連中のほとんども、目隠しをして飲んだら違いなどわからなかったのではないかと思っている。

でも家でソーダ水を作る時には注意することがある。炭酸は水の温度が高いと溶け込みにくくなる。ボイルシャルルの法則だ。だから原料の水道水はあらかじめ冷やしておかなくてはならない。我が家の製造庫には夏になると常に水道水を入れたボトルが冷やされている。