「業務スーパー」(以下、「業スー」)という名前を聞いたことのある方は多いだろう。神戸物産という兵庫県の会社が運営するスーパーマーケットで、全国に900もの店舗を展開している。我が家の近所にも2店舗があるのだが、最近ここの商品にハマっている。

牛乳や豆腐、調味料などの商品もあるにはあるが、ここの主力商品はなんといっても冷凍食品だ。スーパーの冷凍食品というとピザやチャーハン、餃子のような調理済みのものを想像するが、業スーの冷凍食品はちょっと違う。調理済ブロッコリーやパプリカ、里芋、和風野菜のような”素材”の冷凍食品がたくさん置いてある。

もちろん普通のスーパーで売っているようなものもあるが、メインはやはり”素材”を冷凍したものだ。これを使う利点は、下ごしらえがほとんど必要ないし生ゴミも出ないことだ。

料理というものは8割が下準備なので、このような冷食を使うと圧倒的な時短になる。特に中華などは冷食にない素材と合わせソースだけ作っておけば、あとは食べる直前に鍋で炒めれば完成だ。5分もあれば完成である。

料理番組などでは、すべての素材の下準備を済ませておいて最後に鍋に入れて混ぜ炒めるだけで、「あっという間にできちゃいましたね!」などと言っているが、下準備から始めたら10分などでは到底できるものではない。

しかし業スーの冷凍素材を使えば本当に10分ほどで作ることも可能になる。刻んで冷凍された野菜も種類によっては生の野菜を買ってきて調理するのと比べてもさほど遜色はない。中華料理のような味の濃いものならほとんどわからない。だから最近、我が家の夕食には中華料理が増えている。

そして最近、友人に教えてもらったのだが「こだわり生フランク(ハーブ入り)」は秀逸だ。未加熱の生ソーセージを冷凍したものだが、冷凍しておけば賞味期限は半年ほどもある。1本1本使う時に解凍して丸ごと焼いたり茹でたりすることもできるが、解凍してから腸詰の中身を取り出してほぐし、料理の中に入れてもなかなか美味しい。ピザの具にもなる。

もっとも冷凍ピザ生地などは自分で作ったり専門店で食べるものとはまったくの別物だ。でもそれはそれでいい。そもそもが別の食べ物だと思えばいいのだ。ピッツァだと思うから「やっぱり本物とは全然違うね」ということになってしまうが、別のものだと思えばそんなものである。実際に別の食べ物だ。だからこそわざわざ本物を食べに行く楽しみも生まれるのだ。

かつては冷蔵庫の”冷蔵エリア”に食品が溢れていた我が家だが、今では冷凍室ばかりがパンパンになっている。