インフルエンザ

毎年この季節になるとインフルエンザの流行が話題になる。今年の流行はA型なのかB型なのか、予防接種を受けたのか、ワクチンは足りるのかと毎年同じようなニュースが流れる。かくいう僕は予防接種を受けていない。というか今まで受けたことがない。子供の頃は学校でやたらめったら注射を打たれたのでその中にはあったのかも知れない。でも自分から進んで受けに行ったことはない。
医者の友人からは「受けとけ」としょっちゅう言われるが、僕はラッシュアワーに通勤するわけでもなく、家で仕事をすることが多いので感染したとしても他人に迷惑をかける心配は少ない。特に今シーズンはワクチンが足りないというので、もっと必要としている人が受けたほうがいいと思って(もともと受けるつもりもなかったが)受けなかった。

インフルエンザには、というより専門的な医療の知識はないのでインフルエンザワクチンに効き目があるのかどうかもわからないし、ましてや何型が流行するのかなんて知る由もない。巷では、罹ったとしても予防接種を受けておけば症状が軽くて済むなんていう噂話も聞くが、僕はあまり信じていない。確かに事前に抗体を作ってあったほうが罹りにくいような気はする。理屈はわかるけれどもウイルスの遺伝子の型が変われば効果はないのだという話も聞く。ウイルスの遺伝子なんてコロコロ変わるのでそもそも”効く”ワクチンがあるのかどうかすらあまり信じていない。それにワクチンを接種したときとしなかったときにまったく同じ条件で羅患率を調べることなどできないのだから(人の体も行動も同じではないから)、その効果についても多分に経験値と直感による部分が大きいはずである。

そんな僕は昨年、インフルエンザに感染した。海外から成田に向かう飛行機の中で、隣りに座った人がインフルエンザだった。その時はもちろん分からなかったが、帰国後その人から「インフルエンザに感染してました」という連絡をもらい(知り合いの人でした)「こりゃ僕も感染してるだろう」と思って病院に検査に行ったらA型のウイルスが見つかった。幸い発症することはなく平熱のまま、咳も鼻水も頭痛もまったくなかったが、他の人にウツシては申し訳ないので1週間自宅謹慎をした。

インフルエンザに対する画期的な予防法が見つかるまでは、たぶんこれからも自分から予防接種を受けることはないと思う。
そして不思議に思うのは、世の中でこれだけ”除菌ブーム”が盛り上がっているのに、みんなが我先にわざわざバイ菌(ワクチン)を身体に注射したがるのかわからない。