おひとり様

カラオケ、焼肉、しゃぶしゃぶ、キャンプと「おひとり様」が流行っている。カラオケの趣味はないので一人でもグループでも行くことはないが、焼肉やしゃぶしゃぶ、寿司をはじめとしてどこでも「一人じゃ行けない」と思うことはほとんどない。若い時分にはスキーだってゴルフだって一人で行っていた。

キャンプでは「ソロキャン」という映画(?)があったり、お笑い芸人のひろしが話題になってあちこちで流行っているらしい。そもそもキャンプに一人で行って不都合なことなどない。2〜3人用の小さなテントなら一人でも十分に設営できるし、食べる物だって一人ではそんなにたくさん食べられるものではない。

レジャーや飲食店にどうして一人で行って何がいけないのかわからない。中には”ぼっち”と呼ばれて友達のいない寂しいヤツと思われるのが嫌だという人もいるが、ボクからみれば、仲間と群れないと何もできないヤツと思われるよりよっぽどいい。

誰かと一緒じゃなきゃ嫌だということは、常に誰かと都合を合わせて行動する必要がある。一人だけで行動するなら自分が行きたい時にやりたい時にいつでもすぐに動き出せるのに、他の誰かが障害になって行動が制約されるのは堅苦しいと思ってしまう。

ところが西洋人は群れないと何もできないという。何もできないというより、仲間と一緒に何かをするのが楽しいらしい。もちろん誰かと一緒に楽しむのはそれで楽しい。一人では経験できない繋がりや連帯感があったりする。でも常に群れていたいとは思わないのだ。

コロナ禍で「おうち時間」が増えて「やることがなくてヒマ」だという人がいる。誰か一緒に遊んでくれる人がいないと、一人では何もできないからいつも誰かを待つ受け身になる。自分から動き出そうとしなければ何も起こらない。そんな暮らしにどっぷりと浸かってきた人には耐えられない時間なのかもしれない。

でもやがて歳をとって仲間たちが死んでいって友達は少なくなるのは確実だ。そうなってから「どうしよう」と悩み始めるより、今のコロナ禍が将来を先取りした予行演習になれば年老いてからの憂鬱が少しは軽減されるのではないだろうか。

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