春はあけぼの、ではないが春といえば春巻である。どうしてSpring Rollっていうのかは調べたこともないが、ボクは春に限らず春巻が大好きだ。竹の子の千切りや椎茸はもちろんだが、気分によってピーマンの細切りや人参の細切れなどを入れたりしている。あのパリッとした食感と辛子醤油のマリアージュはえも言われぬ幸福感を醸し出す。

春巻を上げるとき今まではある程度の深さのある鍋で揚げていたが、包んだ時の重さのバランスが悪いせいか鍋の中でクルクルと回転してしまい、片側ばかり揚げ色が濃くなってしまっていたのがちょっとした悩みだった。春巻は全体が均一なキツネ色に揚っていてこそその美味しさを引き立てる。

そこで昨日はフライパンに春巻の半分が浸るくらいの油を入れて揚げてみた。油が温まったところで仕込んでおいた春巻を投入する。油は浅いので春巻は回転することなく固定されている。いい感じだがいつもここまでは問題がない。問題はここからだ。油の中で春巻をひっくり返しても重い面が下になろうとしてすぐにクルッと元に戻ってしまう。しかし今回は子供用プールのように浅い。半面が揚がったらひっくり返せばもう半面も綺麗なキツネ色に揚る。鍋が浅いからそこに引っかかって回転してしまうこともない。

よしよしこれで完璧だ!どうして今までこんな簡単なことに気づかなかったんだろう。春巻はたっぷりの油の中で揚げてこそその美味しさが味わえると勝手に思っていた。しかしフライパンで揚げ上がった春巻はバットの中で余熱でこんがりと仕上がった。アンタッチャブルのアンディ・ガルシアのように「カンペキです」と声を上げる。いやアレは吹き替えだったな。

お皿に盛り付けてさぁいただきます!とそこで気づいた。ご飯を炊き忘れてた(/_;)