オリジナルとカバー

最近、仕事中には有名な曲をカバーしたアルバムや合唱のレコードを(レコードじゃないけど)聞いている。最近はもはやレコード屋(これも死語だが)に行くこともなくAmazon MusicやApple Musicといったところから簡単にストリーミングできるのでCDを買うことも少なくなった。そういえば書籍もKindleばかりになってので本棚にも余裕だ出てきた。

今まで歌は何を聴いてもオリジナルの歌手が歌っている方がいいと思っていた。最初にそう思ったのはBeatlesだった。高校生の頃、コピーバンドをやっていたせいもあるのかも知れないが、Beatlesの有名な曲を誰かがカバーしているのを聴くたびに「やっぱりオリジナルには勝てないな」なんて生意気にも思っていたのである。

でも最近はあまりこだわりがなくなっている。後期中年者になろうとしている今、過去の記憶も朧げになって同じ曲もいろいろな人の声で歌うのを聴くと「あれ?知ってる曲だけど誰の歌だっけ?」と思うこともある。なんとか原曲を思い出してみたらエルガーの「威風堂々」だったりする。

ポップスの曲をポップス歌手が歌っていれば想像もつくが、フォークソングをジャズシンガーが歌っていたりすると「いい曲だなぁ」と思ってもなかなか原曲と結びつかないこともある。

昔、研ナオコさんが歌っていた「あばよ」や「かもめはかもめ」も中島みゆきさんが歌っている方が好きだったし、中村雅俊さんの「俺たちの旅」も小椋佳さんの方が好きだった。でも最近になって、カバーされた曲を聴いていると「いきものがかり」や「アンジェラ・アキ」さんの声や歌い方もいいけど、他の人が歌っている方がかえって曲自体の良さが伝わってくるような気もする。今までは原曲のイメージに囚われすぎて曲や歌詞を単体として聴くことが少なかったせいかも知れない。

今ではコーラスばかりを聴いているので、森山直太郎さんが原曲を歌っていても「あれ?なんか違うなぁ」などとトンチンカンなことを思ったりしている。それでもなんだか違う楽しみを得たようで毎日を楽しく過ごしている今日この頃なのである。

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