白昼夢

子供の頃から変な癖がある。小学生の頃からだろうか。道を歩いているときに突然夢から覚めたような気分になって、「どうしてこんなところを歩いてるんだろう?」という気分になる。もちろん朝起きてからその場所まで移動してきたこともちゃんと覚えているのに、突然街の雑踏の中で突然目が覚めた気分になることがある。

それは一人で歩いていても、友達と一緒にいても家族で出掛けた時でも同じだ。だからといってなんの不都合もない。本当に寝坊して約束の時間に遅れてしまったわけでもなく、朝から予定通りに行動して今に至っている。夢から覚めたらそれまで夢で見ていた続きを現実の世界でやればいい。

いやどちらが現実だか分からない。夢から覚めた直後に街の中を歩いている自分がいて、そうかと思うとそれがまた夢だったかのようにまたすぐに夢から覚めることもある。なんとも説明しにくいので今まで誰にも話したことはない。話してどうなるものでもない。聞かされた方だって訳がわからないに違いない。

ところがいつの間にかそんな気分になることがなくなってしまった。朝起きてから夜寝るまでの意識は一貫していて(いや、それまでも一貫していたのだが)、途中でいきなり目が覚めたような気持ちになることもなくなった。考えてみればもう10年くらいはそんな気分になったことがない。

自分の中で何が変わったのか、何が変わってないのかはさっぱりわからないが、加齢と共に精神的な何かが変わったのかもしれない。

これを読んでいる皆さんの中にもそんな不思議な体験をしている、またはしたことがあるという方はいないだろうか。もしそんな方がいれば何が起きたときにそうなるのか、共通の体験についてお話ししてみたいものである。

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