晴れの日は素晴らしい。雨の日も素晴らしい。植物は太陽の光を受けて栄養を作る。動物も太陽の光を受けて様々な栄養素を作り出す。一方で雨は地面に染み込んで根から水を吸い上げる。動物にとって水は命の源だ。地球上のどんな生き物も水なしに生きることはできない。植物も動物もその両方があって生きることができ育つことができる。

それらはどちらが欠けても枯れてしまう。陰と陽、天国と地獄。どちらか一つだけでは並び立たない。おそらく人生も同じだろうと思う。今までもラッキーだったこと、運が悪かったこと、成功したこと、失敗したこと、よかったこと、悪かったこと、様々なことがあったが、役に立たなかったことなどない。すべてが自分の人生の肥やしになっていると思う。

運悪く(かどうかはわからないが)結果が出なかった時、そのことを嘆いていても何も変わらない。自分が望まない結果が出ることは普通だ。大抵のことはうまくいかないものだ。でもきっとそれにはいくつもの原因がある。次にもっといい結果を出したければうまくいかなかった原因を考えて一つ一つ取り除いてみればいい。そのうちうまくいく時が来るかもしれない。

うまくいかなかった経験をすれば、うまくいかなかった人の気持ちが少しはわかるかもしれない。失敗したことのない人に敗者の気持ちは決してわからない。自分が失敗したからこそ人に優しくなれることもある。

「雨降って地固まる」ではない。そこでは雨は悪者に過ぎない。土を濡らしぬかるみを作って歩きにくくするばかりだ。しかしぬかるんだ地面が乾くと硬くなって丈夫な道になる。その雨は「災い転じて福となす」の災いに過ぎないが、雨にはもっと前向きな想いを重ね合わせることだってできる。

失敗は雨の日に似ている。憂鬱な気分と俯き加減の足どり。でもそんな雨も心に栄養を与えてくれるものだと思えるなら優しく感じることもできるのではないだろうか。