童顔

子供の頃から同級生と比べて幼く見られることが多かった。いわゆる「童顔」っていうやつである。童顔といわれている人にはわかると思うが、何かとナメられることが多くそういう意味では苦労したような気がする。

もちろんある程度歳をとればそれなりの顔立ちになる人が多いのだろうが、ボクの場合は童顔のままシワやシミだけが増えていって、いい年になっても若く見られるというよりはガキのような中年になってしまい幾つになってもナメられ続けている。

若い頃には特に顔に貫禄がなく、意見してもちゃんと取り上げてもらえることが少なかった。ボクの後に老け顔の同僚が同じ意見を出すと「それはいい意見だ」と持ち上げられて重用される。

だからボクは自分の意見を取り上げてもらいたい時には老け顔の友人や同僚にボクの意見を代弁してもらうテクニックを身に付けるようになった。ボクの意見として取り上げてもらうことよりも、ボクの考えが全体に浸透することの方が嬉しかったし誇らしかった。

ところが中年になると「フレッシュな意見が聞きたい」といって若者の意見を優先されることが多くなった。もちろん若者の意見は生きてきた時代も違うので「なるほど!」と思わせる考えも多い。でもそこで意見を取り上げられる若者も決して同じ世代の中では老け顔で貫禄のある人が多い。

いつの時代でもガキっぽい顔立ちだとなかなか話を聞いてもらうことが難しいのが現実だったりする。そんな状況を目の当たりにすると童顔の若者に向かって「クサらずに頑張れよ!」と応援したくなってしまうのだ。

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