この時代にSNSどころかメールすら使えない人のビジネスはいずれ確実に落ちぶれる。いつまでも電話やFAX、訪問だけに頼っていては間違いなくダメになる。なぜならこれからはお客様も取引先もやがてみんなデジタルネイティブになるのだ。彼らはITを効率的だなんて思ってはいない。物心ついた時からそれが当たり前なのだ。

もちろん顔を合わせての話や電話にもいいところはある。それが必ずしもダメというわけではない。会って話をして心が通じ合うことだってある。しかしそれにはデジタルを介したコミニュケーションに比べて何百倍もの手間と時間がかかる。だからそれだけでは今のビジネスにはついていけない。とにかく遅いのだ。

営業マンが「先方に電話が繋がらないからアポが取れない」と悩んでいるよりメール1本打った方が圧倒的に早い。ことはアポイントをとるだけだ。そんなことに時間をかけているより企画を考えるべきだ。アイデアを紡ぎ出すにはリサーチも必要になる。くだらないことに時間をかけている暇はない。

若い世代にはもはや「電子メールがITかと」思われるかもしれないが昭和世代にとってはまだメールとは遠い世界に住んでいる人もたくさんいる。「使ったことはあるけど…」という人も「普段の連絡は電話」という人もまだまだたくさんいる。「メールはたまにしかチェックしない」や「ほとんど見ない」というのでは通常の連絡手段にはなり得ない。

それに電話は通話する双方に都合の良い時間にしか通話できない。自分の都合と相手の都合が合うまで待っていてはビジネスなどできない時代なのだ。メールなら5分で終わる用件に1週間もかけてはいられない。

ここまで読んで「オマエはいつの時代の話をしてるんだ」と思われる方も多いと思う。今更もうメールなんて使わないよという人も多いしSNSのチャットで十分じゃないかと思う人も多いと思う。しかし働く職場によってはまだまだ電話とFAXしかないというところも多いのである。

先ほども「そちらのメールアドレスが知りたい」と電話で話したら(電話番号しかわからなかった)「じゃあFAXで送ります」と言われてしまった。だがボクの自宅にFAXはない。結果的にオフィスにFAXを送ってもらってそれを誰かがスキャンしてPDFでボク宛にメールを送ってもらうことになる。そんなことがまだ行われている。2021年の日本だとは信じられないくらいだ。

でも公務員は競争の社会と無縁だからそんなことをやっていても落ちぶれないんだろうなぁ。でも市民を巻き込まないで欲しいなぁ。また「X非効率」という言葉が頭に浮かんだ。デジタルな日本がやってくるのは何十年先なんだろう?