医療職の学徒動員

新型コロナの感染拡大で入院患者や重症者が増えているという。医療現場は逼迫の度合いを増して一部では医療崩壊も始まっているという。医療従事者は誰でも代われるというわけではないから、「私がやらなくて誰がやる?」という使命感の強い人も多いだろうから状況が逼迫しても限界を超えてまで頑張ろうとする人も多いのだろうと思う。

そこで政府は医学部を出たインターン生を現場で使うことを検討しているらしい。インターン生は大学の医学部を出て国家試験に合格し医師免許を持ったれっきとした医師である。医師ではあるが実際の経験がないので現場に出て経験を積んでいる身分だ。経験はないが医者は医者である。

コロナで医療職が足りなくなったからとりあえず医師としての経験はさておいて頭数だけでも増やそうとインターン生を現場(医者としてではなく)で使おうというのは納得できる。インターンと言えども医学の専門知識を学んで国家試験に合格した人材だ。ズブの素人がやるよりはマシである。

しかしこんな状況になってくると太平洋戦争中にあったという学徒動員(インターンはもう学徒ではないけれど)を彷彿とさせるのはボクだけだろうか。欧米やアフリカなどに比べれば日本の感染状況はまださほどひどいようにはは見えない。しかし昨年の春から「しっかりと対策を準備します」と言っていた割にはほとんど何も準備できていなかった。

ここまで政府や国民が甘く見てきたツケが回ってきたと言っても過言ではないだろう。しかし今頃になって泣き言を言っても始まらない。腹を括ってできるだけ早く収束に向かう道筋を付けられるかが勝負になってきた。そこまで現場は緊迫してきている。

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