転ばぬ先の杖

先日、歩道を歩いていたら前の方で自転車同士が正面衝突していた。割と広い直線の歩道だ。人影もまばらである。よそ見運転をしていたなら論外だが普通に自転車に乗っていれば正面から走ってくる自転車がいれば避けるのが普通だ。避けられない状況なら止まればいい。

その人たちがどうしてぶつかるまで走り続けたのかわからない。誰が見ても明らかに失敗だ。中学時代に「後悔するようなことは最初からするな」と言っていた友達がいたが後悔とは失敗した時にするものだ。彼は何もわかっていなかった。

信じて進んでいても思わぬアクシデントが起きて事故を起こしてしまうことはある。しかし大抵のことはちょっと注意深く考えを巡らせれば事故にならない。なぜならほとんどの人は事故を起こさないのだから。事故を起こしたのは注意と用心が足りなかったからだ。

しかし若い時には大抵の場合は思慮が足りないので信じられないような事故を起こす。それは誰かから聞かされていたことでも同じだ。自分が実際に痛い目に合わなければ実感できない。いや痛い目にあっても実感できない人もいる。そんな人はいつか取り返しのつかない事故を起こす。

小さな失敗や事故を起こした時に、「これは取り返しのつかない事故になっていたかもしれない」と想像力を膨らませてリスク管理をしておくことは大切だ。その考えは「ヒヤリハット」と呼ばれている。ヒヤリハットの影には重大な事故が潜んでいるかもしれない。

重大な事故の影にはその何十倍何百倍ものヒヤリハットがあったはずだ。でもボーッとして見逃しているとやがて現実に事故が起きる。事故が起きてから後悔する。「後悔先に立たず」なのである。

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