ボクはモスバーガーに行くといつも「モスチーズバーガー」を注文する。モスバーガーも時々期間限定の特別メニューを売り出すのでたまにはいつもと違うものを食べてみようと思って注文することもあったのだが、いつもそれは後悔になる。やっぱりモスチーズバーガーの方が美味しいのだ。

家の近所の花楽というラーメン屋では常に「ねぎ塩ごま風味ラーメン」を注文することにしている。時々季節限定のラーメンがメニューに出るので浮気することもあるがやっぱりいつも後悔する。先日もなんちゃら坦々麺という期間限定メニューが出ていたので浮気したのだがやっぱり後悔しか残らなかった。坦々麺なら近所にある中華料理屋か横浜のデパートの中にある小籠包屋の方が美味しいに決まっている。

”自分の”定番メニューは今までに食べた中様々なメニューと比較する中で形作られた一番好みの味なのだ。それは食べ慣れた味でもある。だから一過性で目新しいだけのメニューよりも満足できるわけだ。

そう考えるとあちこちの店で「この店に行ったらコレ」という定番メニューがたくさんあることに気づいた。常習の店でも新しいメニューにも挑戦して開拓しようという気持ちもあるので新しいメニューが増えると清水の舞台から飛び降りる気分で頼んでみるのだが、その的中率は”いつもの定番メニュー”と比べて限りなく0に近い。

その店の味自体は嫌いではないはずなのだが、儲けありきで考えられた世俗や流行に流された料理は浅はかな商売ありきの魂胆が見え見えの料理は卑しい味がする。
しかし多くのお客は「今だけ」「新メニュー」といった宣伝文句の前に行列を作る。中にはどう見ても他のどの店でも食べられる料理なのに宣伝がうまいだけで人気になるメニューがあることも確かだ。もっとも他の店と同じならオキャlクモ損をするわけではないし店側だってたくさん売れた方がありがたい。

でもそんな中身のない料理に胡座をかいていると次第に店自体の料理のクオリティが低下してくる。そんな時常連客は「あの店、最近味が落ちたね」などと口にするようになり足も遠のいていくのだ。

だから定番メニューは大切にしなければいけない。大切にするということは”味を変えない”ということではない。時代の流れは人の味覚も変えていく。古くから守ってきた味を大切にしながらも”もっと美味しく”することを考え続けて実践することが大切だ。そうすることが「あの店はいつも美味しい料理を出すよね」とお客が噂する店になれるのである。

モスバーガーも定番のザクザク玉ねぎの特製トマトソースが溢れるほどにかかったハンバーガーが魅力だ。きっとあのソースは今でもたゆまぬ工夫によって気づかないところで常に進化しているに違いない。そんなモスバーガーだったが株を売ってしまって株主でなくなってからはまったく行かなくなってしまった。たまにはモスチーズバーガーを食べに行こうかな。