ぼくらはみんな生きている

「手のひらを太陽に」という歌は小学生の頃、学校でも歌ったし「みんなのうた」でも流れていたような気がする。♪ぼくらはみんな生きている、生きているから嬉しいんだ♪ 野放図な子供だった頃にはなんとも思わなかった歌詞も、時が経って齢を重ねるとあの頃とは違った感慨がある。ボクも子供の時から様々な生き物を殺してきた。アリンコやゲジゲジ、少し大きくなればゴキブリも仕留めた。

ボクが仕事をしている自宅には数ヶ月前から5〜6ミリくらいの小さな蜘蛛が一匹暮らしている。別に刺したりするわけでもなくさして目障りでもないので追い払うこともなくなんとなく一緒に暮らしている。

♪ミミズだって、オケラだって、アメンボだって、みんなみんな生きているんだ友達なんだ♪

ところがこのところ少し寒くなって例のクモさんが姿を見せなくなった。たぶんまだ家の中にはいるだろうから冬篭りに入ろうとしているのかもしれない。ボクはヤモリの類も嫌いではない。南国にいる巨大なトカゲのようなヤモリが部屋の中を歩き回っていたら気になるかもしれないが、数センチの黄緑色や薄いグレーのヤモリなら大歓迎だ。でも我が家では食べ物が枯渇しているのか小さなヤモリ(チーチャ)が長く滞在したことはない。

♪トンボだって、カエルだって、ミツバチだって、みんなみんな生きているんだ友達なんだ♪

先日、マンションのベランダを掃除していたらゴキブリがひっくり返って死んでいた。どういう経緯でそうなったのかはわからないがお亡くなりになっていた。ゴキブリだって噛んだり刺したりするわけでもないので人間にとって特に危機的な生き物ではないが、なぜか昔から猛烈に嫌われている。あの黒くてちょこまかと動き回る姿が目障りなのか、見つけたら大抵の人は執拗に退治しようとする。ボクもそうだ。

♪スズメだって、イナゴだって、カゲロウだって、みんなみんな生きているんだ友達なんだ♪

南の島に行くとゴキブリは家の中で暮らしている虫ではないことに気づく。屋外の木や草の根元を掘り返すとやや大きめのワモンゴキブリが湧き出てくる。以前にインドネシアのバリ島で、リゾートホテルの屋外シャワーを使おうとして大きな落ち葉をひょいと持ち上げたら、何十匹ものゴキブリが飛び出してきて面食らったことがある。

我が家のベランダに暮らす害虫の代表はイモムシだ。奴らは大事に育てているレモンやバジル、大葉などの葉っぱをむしゃむしゃと食べて台無しにしてしまう。だから「友達なんだ」と思いたいのだが心を鬼にして階下に退去いただくことにしている。

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